拉致被害者を支援する「救う会新潟」(馬場吉衛会長)は4日、北朝鮮による長距離弾道ミサイルの打ち上げ反対と拉致問題の解決を求める署名活動を新潟市中央区古町通6の繁華街で実施した。実施場所には拉致被害者、横田めぐみさん(行方不明時13歳)の写真も掲げられ、大勢の人が署名に協力した。
馬場会長はミサイル打ち上げについて「こんなことをなぜやるのか」と憤まんやるかたない様子。ただ、「ミサイル打ち上げに関心が集まっているが、拉致問題が未解決のままだということも忘れないで」とも強調した。
署名した新潟市東区の主婦、田中登紀子さん(56)は「私にも娘がおり、(横田さんのことを考えると)ふびんでならない。(北朝鮮は)ミサイルの打ち上げより、拉致問題の解決を優先させてほしい」と話した。【畠山哲郎】
毎日新聞 2009年4月5日 地方版