☆ね年…欲を張り意地を張れば人生の障害諸処より起こる
☆うし年…人間諸芸において、今の一念の至極を感ずるは名人なり
☆とら年…客人来りて往時を語る時。無駄に過ごして味気なき日
☆う年…縁あれば千里隔てていても心は遇っている。本日縁次第を尊べ
☆たつ年…長命は人生の深さを知り、感謝を知る時、寿福となる
☆み年…大海は小川より低きにある如く、大人物は小人物より心を低くして徳増大
☆うま年…固執することなく他の意見を尊重して吉来る
☆ひつじ年…人間慣れてしまうと、鈍感になり感動が消えてしまう
☆さる年…大道元来平安そのもの、日々是吉日を悟りてゆけ
☆とり年…二つの耳と一枚の舌。語るより多く聞けとの神意を悟って大吉
☆いぬ年…一休さんが世の中は乗合船の仮住まいと。善し悪しともに名所旧跡と悟れ
☆い年…耳がまず狂って迷信に陥る。安易な信頼に注意せよ
(松雲庵主)