県内ニュース

葉山温泉に展望台完成 上山・市内を一望、5日落成式

2009年04月04日 10:58
葉山温泉に完成した展望台。上山市内を一望できる
葉山温泉に完成した展望台。上山市内を一望できる
 上山市の葉山温泉から葉山神社に至る参道に市内を一望できる展望台が完成した。「みんなが親しめる里山にしよう」と、葉山温泉の関係者らが資金を出し合って造成。参道では桜やアジサイ、モミジなどの植栽が進んでおり、四季折々の自然と景観が楽しめる新たな観光スポットとなりそうだ。5日に落成式を行い、市民にお披露目する。

 葉山まちづくり委員会(冨士重人委員長)とかみのやま温泉旅館組合葉山支部(五十嵐航一郎支部長)、葉山地区会(佐藤俊郎会長)が3年前から準備を進め、約200万円かけて造成した。葉山神社に続く参道周辺は通称「花見山」と呼ばれており、温泉街から約1キロ、標高300メートルの地点に縦約4メートル、横約6.5メートルのコンクリート製展望台と手すりを設置した。

 展望台からは市内全体のパノラマが広がり、かなたには葉山や熊野岳、瀧山などの眺望を楽しむことができる。参道には県や市の補助金を受けるなどして桜150本、アジサイ200株、モミジ100本などの植栽を続けており、桜は4月20日前後が見ごろになるという。

 同市は、かみのやま温泉と蔵王坊平アスリートヴィレッジを連動させて健康づくりを推進する「上山型温泉クアオルト(保養・療養地)」構想を推進しており、関係者は温泉街から展望台までの参道ウオーキングを健康づくりにも役立ててもらう意向だ。

 落成式を行う5日のみ展望台に望遠鏡を設置する。冨士委員長は「さまざまな人に花見山からの素晴らしい眺めを楽しんでほしい」と話している。

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大
■ニュース特集
■山形新聞から
■広告企画
■販売から