コスチューム徹底比較!
セーラームーン実在版


2004年現在、現実世界で活躍する2大セーラームーンの
コスチュームを上から下まで徹底的に比較してみました。
ミュージカルの衣装は実写と同時期、
黒木マリナちゃんが着ているものを基準に選びました。
雑誌やトレカ等の写真を参考にしています。

 
バナー備考
元のデザイン
おそらく実写は漫画で、ミュージカルはアニメ。
実写はチョーカーの飾りや髪の羽根飾りが原作風。
ミュージカルだとスーパー変身以上にならないと羽根飾りは付きません。
あとは腕の飾りの位置の違いなど。
現在は実写もミュージカルも原作同様襟のラインは3本。
かみのけ
ミュージカルの方は明るい黄色。ヴィーナスよりはやや茶色かな。
蛍光色のような色で舞台ではよく栄えます。
実写はかなり暗めな黄土色。というより金髪かな。
(セーラームーンの髪の色は金ではなく黄色らしい。原画集1より)
実写世界ではこのくらいの方がGOOD?
ぱっと見てすぐ分かる差は色なのですがもう一つポイントが。それがお下げ髪。
実写が本物の髪のようにサラサラとしたものなのに対し
ミュージカルはぬいぐるみのしっぽのように
一本の軸を中心にそこから短い毛が生えているように見えます。
この差はそれぞれ髪が戦闘服などに当たったときや髪がなびいたときによく分かります。
ミュージカル用は服に絡まず広がらないようにするための工夫なんだそうです。
あと前髪も違うかな。ミュージカルはまっすぐ。
元のキャラクターデザインとは違うけどかわいくてお気に入り。
実写は最初は横に流してたけど最近は真ん中分け。
どちらにしろ長めに作ってあるので分けるか流すかしないと目にかかりそうです。
メイク
ミュージカルのポイントは「かわいくナチュラルに見えること。
流行によってラメやグロスも取り入れている。」そうです。
確かにパンフなどを見てみるとかわいいナチュラルメイクなのですが
実際の舞台で見るとみんなかなりの厚化粧(爆)ラメ&パール使い邦題。
舞台ですからね、それくらいの方がいいんでしょうけど。
キャストさん、肌荒れに気をつけて下さいね(^^ヾ
実写もナチュラル系を目指してる感じかな。
セーラームーンは変身すると眉の色が茶色に変わるみたいです。
襟&スカート
色はミュージカルが群青で実写が青かな?
実写の方が外の光が当たるせいか明るい青に見えます。
襟はミュージカルは物凄く頑丈そう。鎧みたい。
今ではもう目が慣れちゃいました(笑)
濃いピンクのラメのリボンで襟のラインを作ってます。
対して実写はシンプルイズベストな感じ。
白く細いラインがブルーの襟にさわやか?な感じで引かれています。
スカートはそれぞれ回ると広がるのですが
実写がヒラヒラと舞うのに対しミュージカルは華麗に花開くような派手な感じ。
実写のスカートは引っ張ると伸びるようで。
ミュージカルは今では定番になった2段スカート。
最初はちょっと違和感あったけど今ではこれ以外考えられません♪
うごくとぱよぱよはねてカワイイですv
チョーカー
ミュージカルではかなり頑丈な感じが。金の縁がついてます。
装着は後ろでマジックテープでとめるそうです。
実写はシンプルなのですが原作同様小さな飾りが付きました。
原作のデザインが気に入っていた私としては嬉しい限りですv
肩&腕の防具
防具とは…輪っかの部分のことです(^^ヾ名前が分からない;
ミュージカルは色の付いた布に綿を詰めて
ラメのリボン&ビーズなどをつけた感じ。
肩のビーズは正面側だけだったかな。瑞貴ヴィーナス命名「イソギンチャク」(笑)
実写は…素材は分かりませんが少なくとも布じゃないですね。
腕の輪っかのつなぎ目が悲しい;たぶん取り外し可能。
ミュージカルはアニメと同じように腕の関節に輪っかがあり
実写は原作と同じように関節の下に輪っかがくるようです。
ボディスーツ
実写は漫画&アニメ同様レオタード。
胸のプロテクターがついに登場。スカートは普通に腰の位置から。
スーツとスカートの境目の…なんだろう;
とにかくここのつなぎ目はとってもシンプル。
ミュージカルはレオタードではなくワンピース。
胴には縦にラインが引かれてます。
スカートは普通にはく位置よりも少し高めで足の長さを稼いでいるよう。
胸のプロテクターはありません。
布地が厚いためにキャストさんのスタイルがわかりにくくなることも(笑)
スカートと胴のつなぎ目はビーズで飾ってあります。
バック
実写のセーラームーンの後ろ姿を初めて見たとき
最大のポイントだと思ったのがファスナーがないこと!
ここはポイント高しです。やっぱりファスナーがあるとどうも作り物っぽい気が…。
武内直子先生もウエディングドレスを選ぶ際に
バックのファスナーを気にされたことがありましたよね。
胸&背中のプロテクターとレオタードの隙間がちょっと色っぽい(爆)
ファスナーがないので防具などは横から外すようで。
ミュージカルは早着替えなどが要求されるのでどうしてもファスナーが必要。
背中のファスナーはやっぱり作りものっぽさが出てしまいますが
つらぬくような真っ白の一本のラインがデザイン的に見て面白いかも。
昔はバックのリボンはマジックテープで装着してたようですが今はどうなんでしょうね。
リボン
違う、違いすぎる!(笑)
ミュージカルはキラキラ全開!リボンもふちも飾りまくってます。
大きめで胸全体を覆う感じ。
胸のプロテクターがない理由が分かる気がします。
作っても見えないし(^^ヾ
後ろのリボンは下の部分がありません。
同じく実写も胸を覆う感じですがとってもシンプルなリボン。
リボンの開き方が特徴的で四つ葉のクローバーのように
等間隔に4方向に分かれてます。
これは今までどのジャンルにもなかったことですが
下のリボンが上のリボンに軽く覆い被さっているような感じになってます。
後ろのリボンは他作品と同じように上のリボンが上。
手袋
ミュージカルは少し光る布地。エラスというそうです。
伸びる素材だそうで。少し大きめでぶかぶかな感じ。
輪っかとつながってて取り替えは難しそう。
握手会でボロボロの黒くなった手袋で握手するのは
ちびっ子の夢を壊さないか心配(爆)
いつも使っているものにふれられるのは嬉しいんだけどね。
実写はミュージカルよりも薄手で体にぴったりしている感じ。
輪っかは簡単にとれそうで汚れたら取り替えが簡単そう。
実際はどうだか分からないけど(^^ヾ
ブーツ
ミュージカルはマーズ達と同じような靴に
ブーツカバーをかぶせたような感じなのではないかと。
靴の下を通すゴムが気になる(笑)
大きな豪快な三日月がいいですね。
月と銀の縁の間に見える赤い部分が好き。
靴のウラは黄土色。銀の縁の上にブーツカバーの赤が見えます。
赤い布地はツルツルして光を強く反射します。
実写は本当にブーツみたいです。子供には長靴に見えるかも(爆)
月の模様は小さくシンプルに。ラインの色は白。
光を淡く反射するような感じ。靴の底は引き締まるブラック。
かかとの側面がすべて赤(ピンク?)なのがポイント。
スティック
ミュージカルでは4代目になってからアニメの再放送のためか
ムーンスティックは使用しなくなったのですが
今回は3代目が持っていたスティックと比較。
ムーンスティックは銀水晶付きなのですが
ピンクの水晶に青いラメ?があって変な感じ;
おそらく一般のおもちゃ屋さんで使用していたものと同じものではと。
近くで見られたことがないのでよく分からないのですが。
もし違ったとしてもミュージカルを見た後に子供がおもちゃを買ったとき
ミュージカルと一緒で嬉しいんじゃないかなと。
アニメ放映当時、おもちゃ屋さんで売っているスティックやおもちゃは
アニメと違うところがあり違和感があったので(^^ヾ
やっぱりネジやつなぎ目が出来るのは仕方のないことか。
実写は新しいデザイン。月の部分自体が水晶に見える。
このニュームーンスティック、かなりお気に入りです♪
スティックの部分は今までより薄いピンクで月の部分はかなり大きいです。
でもおもちゃ屋さんで売っているものとは相当違いが(^^ヾ
小物
ミュージカルは赤い髪飾りはスパンコールの大群(笑)で出来てます。
縁の飾りはなし。
羽根飾りはこの時はないけれどスーパー変身以上になると
銀の派手な飾りをつけた透明のカチューシャを装着。
でも舞台の上でも銀って意外と地味なときが(爆)
ブローチはダークキングダム編のものを使用。
アニメのブローチがデザイン元かと。
実写は髪飾り&羽根飾りは淡く光を反射するような感じ。
赤い飾りは金の縁が。
白でセパレーションするのも面白そうだけど
お団子の髪色となじませるのもいいね。
イヤリングはミュージカルはクリスマスツリーの飾りのようで
実写はおもちゃのような感じ。
どちらにしろ普段お洒落で使いたいとは思えない(爆)
ティアラはミュージカルのは曲げるとぱきっと割れそうで
実写はぐにゃっと曲がりそう。
ミュージカルのは前髪あたりにプラスチックのとめる部分があったような。
実写は謎。実写はセーラームーンにだけ月模様があります。
禁断の…
スカートの中をちょっと比較♪(いいのか書いても(笑))
ミュージカルは開演当初からピンクのパンツ。
本物のパンツというわけではなく舞台用のブルマのようで。
3代目神戸みゆきちゃんのインタビューによると「ツン」と言うようです。
セーラー戦士全員カラフルな色合いで服の色とも合って華やかです。
この衣装は見えることも前提に作られているようで(爆)
実写はパンツというか漫画・アニメ同様レオタードのようで。
肌色の足に白はやっぱり最初はちょっとドキッとするかも。
でもすぐ慣れます(笑)
P○Aに何か突っ込まれそうですがどちらも
「ブルマだから」「レオタードだから」とかわしそう(笑)
両者の共通点は「パ○チラ」なんてかわいいもんじゃなくて
全開で見えていることでしょうか(爆)
たまにキャストさんがブルマをはきわすれたり
レオタードから見えてたりとんでもないことが。
キャストの皆さん、お気をつけて(笑)
それぞれの
活躍の場
ミュージカルは舞台、実写は実在の世界でそれぞれ活躍しています。
活躍の場に合わせてそれぞれコスチュームが作られているようで。
ミュージカルの方は蛍光色のような髪色、ファスナーがついていたり
漫画・アニメなどと全く違ったデザインだったり作り物っぽい感じがあるんですが
それが舞台という世界だととっても栄えるんですよね。
本物のデザイン重視で作ると地味かも。
さらにライトを浴びて栄えるように
光をよく反射するラメやビーズ、小物を使用しています。
普段現実世界で目にしないものでも
舞台の上ではリアルなアイテムになっちゃうんですよね。不思議な空間です。
実写は逆に現実世界のものが背景にあるので
下手に現実離れをしたものを使うと浮いちゃうんですよね。
ファスナーとかカツラから黒髪が見えたりするとちょっと夢がないですよね。
髪の色を工夫したり変身前の髪色は黒にしたり
実写は実写で数々の工夫があるようです。
冬の撮影用には冬用厚手レオタード(笑)
第一印象
正直言うと最初はどっちもあんまり良くなかった(^^ヾ

まずミュージカル、ミュージカルが発表された当初は
まだブラックムーン編の時でした。
デザインがあまりにも違ってなんじゃこりゃあ!でした。
こう思われることは制作側も気にしてたみたいですね。
アニメがミュージカル化した例を見たことなかったしね。
2段スカートは「へぇ」くらいだったかな。
スカートの位置が普通では考えられない位置にあったのが違和感ありましたね。
足の長さを稼ぐためだとは思うのですが
今の実写を見てるとそんなに無理しなくても良かったような。
でも漫画・アニメと同時進行の舞台、
イラストの足の長いセーラームーンを見慣れている子達の目に
なじんでもらうために試行錯誤した結果だったんでしょうね。
あの衣装は写真で見せられると違和感がありましたが
今は舞台の生の魅力を知ってこの衣装以外は考えられなくなりました(^^ヾ
実写の衣装だと舞台でやるにはちょっと地味かな。
(やってもすぐに目が慣れそうだけど)
カツラに違和感を感じた人が多かったようですが
私は逆にちゃんと髪色も合わせてくれるんだと感心してました。
もしやるなら黒髪のままかなと思ってたので。

そんな豪華なミュージカルの衣装を見慣れた後だったので実写の方は
最初はかなり安っぽく見えました。コスプレと変わらないじゃん!って。
ミュージカルのそのままの衣装を使ってもいいのになぁとも。
(キャストはそのままおろさないで欲しいけど(爆)
ミュージカルはあくまでミュージカルで選ばれたキャストだから
実写で要求される力をもっている子を改めて探して欲しかったんですよね。
決してミュージカルキャストを非難しているわけではないのでm(_ _)m)
でも少し見慣れてくるとコスプレではなかなかここまで出来ない
良くできてる点に気がつくんですよね。リボンとか綺麗にできてるし。
原作のアイテムが多数そろっていたのは嬉しかったです。
結論
どっちのデザインも今ではお気に入りです。
日々工夫を重ねて下さるところが嬉しいですね。
さらなる向上を期待しますv
イラストに
書いてみて
私はコスチュームのデザインを覚えていないときは
自分で書いてみるのが一番覚えやすいタイプです。
実写のイラストはアイコン以外ではじめて書いたかな。
写真を見ながら描いた衣装は少しは書き慣れていたミュージカルの衣装でも
新しく気がついた発見が色々ありました。どっちもデザイン凝ってますよね。
髪の色を塗っているとき最初は実写のムーンに
うすい黄色をのせていたのですがそれだと全然雰囲気が出なくて。
ここまで濃い色じゃないと雰囲気が出ないとは思いませんでした。
結構色が違うんだなぁと。
ミュージカルのムーンに関してはツンを書いておきたかったので
ちょっとスカートを短くしたかも(爆)  
ちなみに今回のイラスト、特にキャストに似せてかこうとはしてません。
似顔絵にしても良かったんだけどそこまでやる気力が続かなかった(爆)
いつか描いてみたいけどね。下手なイラストでゴメンナサイm(_ _)m



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