世の中に法則というものがたくさんあります。 英語でよくある法則(半分冗談)をいくつか紹介しよう。

目次


一般的な法則

マーフィの法則

起こりうる失敗は必ず起こる。

  1. 思うほど、物事は簡単ではない
  2. 何かをするときに、思ったより時間がかかる
  3. 故障する可能性のあるものがいくつかあるとき、一番故障して困るものが故障する
  4. 何かをしようとするとき、その前にやらなければならないことがある
  5. 故障の原因を全て考えて、万全な対策を練ったら、思いつかなかったもうひとつの原因が表れる
  6. ほっておけば、どんな事態ももっと悪くなる

マーフィの心理学

何があっても笑って。あしたはもっと悪くなる。

マーフィの定数

ものが壊れる程度は、そのものの価値に比例する。

アイルの法則

もっと簡単なやりかたがある

チゾームの第2法則

うまく行っているときに、問題が起きる

  1. これ以上悪くならないと信じたときに、もっと悪くなる
  2. うまく行きそうなときに、何かを見落としている

イサウィの法則

A点からB点への近道は、一番長い距離

サイモンの法則

作られたものはいずれバラバラになる

言わない法則

何かを言ったら、

人間に関する法則

ベクハップの方程式

美貌×知能=一定

ペニー船長の法則

だれでも時々騙せるし、何人かはいつでも騙せるが、お母さんは騙せない

コールの法則

世界中の知能は一定であるが、人口は増えている

ジョーンズの法則

友達は増えたり、減ったりするが、敵はいつも増える

マクローギーの法則

敵を作りたいなら、頼みごとを聞いてあげればいい

工学や科学に関する法則

フィネーグルの第1法則

実験がうまく行ったとき、何か問題がある

フィネーグルの第2法則

何かが壊れているとき、絶対原因ではないと信じているところが絶対原因である

フィネーグルの第3法則

一度失敗したら、直そうとすると、事態がかえって悪くなる

クリプスチーンの法則

  1. 特許出願をしたら、その一週間前にそっくりの出願がされたことがわかる
  2. 「ぴったり」のものは、若干小さい
  3. 部品が n 個必要なら、持ち合わせは n-1 個しかない
  4. モータは反対方向に回る
  5. 安全装置は他の装置を壊す
  6. ヒューズによって守られている回路は、先に壊れることによってヒューズを守る
  7. 欠陥は、最終検査が終わってから表れる
  8. カバーを外すためにねじ20本を全て外してから、間違ったカバーを外したことがわかる
  9. カバーを20本のねじで留めてから、座金を忘れたことに気づく
  10. 機械を組み立ててから、残るはずがない部品が残る

新米エンジニアのための法則

  1. 誤差は段々大きくなる
  2. 公式の中の定数は、変数だと思ったほうがいい
  3. 実験室での「実際の環境」は実際の環境とほど遠いものである
  4. 設計図の一番重要な寸法は、省略されている
  5. 仕様変更は、必ずできあがる直前に要求される
  6. 製造元による、性能に関するスペックは 0.5 で掛ける必要がある
  7. 営業部による、性能に関するスペックは 0.25 で掛ける必要がある
  8. 納品までの期間は、2で掛けなければならない
  9. 取り扱い説明書は、装置が届くとたんに捨てられる
  10. 保証は、装置の代金を支払うことによって無効になる
  11. 取り替えが可能な部品は、取り替えができない

スナフー方程式

  1. n個の方程式を持つ問題は、必ずn+1個の変数を含む
  2. 一番必要な情報は、一番求めにくいものである
  3. 全ての可能性を試して、解答を求められなかった問題には、他のだれにもすぐわかる解答がひとつある

プログラミングに関する法則

ソフトウェア法則

  1. 現在使用中のソフトウェアは、時代遅れ
  2. 役に立つソフトウェアなら、修正する必要がある
  3. 役に立たないソフトウェアなら、説明書を書く必要がある
  4. ソフトウェアの複雑さは、維持する人の能力を超えるまで増す
  5. テスト期間中に問題なく動作するプログラムは、実際に使われると誤動作する
  6. プログラムの一番深刻な脆弱性は、発売されてから6ヶ月立ったときに見つかる
  7. プログラムのバグは、一番有り得ないところにある

信頼性に関するギルブの法則

  1. コンピュータの信頼性は良くないが、人間はもっと良くない
  2. 人間の信頼性に頼るシステムの信頼性は良くない
  3. 見つけられないバグは無限大にあるが、見つけられるバグは有限である

ブルークの法則

遅れているソフトウェアプロジェクトに人を投入すると、もっと遅くなる

研究に関する法則

研究に関するマーフィの法則

研究を十分にすれば、どの空論も立証される

マイアーの法則

実験データが説を立証しないなら、データを捨てるしかない

ウィルヤムズとホランドの法則

データを十分にとれば、統計を使ってどの説も立証できる

エジングトンの法則

ある現象を説明するための説の数は、その現象に関する専門家の知識の量に反比例する

正確さの法則

問題の解答を求めるとき、解答を知ったほうが助かる

ヤングの法則

全ての偉大な発見は、間違いによって発見される

その間違いを犯すまでの時間は、研究費の金額に比例する

ウィズカウスキーの法則

どの実験結果も再現できない

失敗の法則

どの実験も失敗ではない。失敗の例になるから。

クーパーの法則

専門的な文章の中に、わからない単語があれば、無視すればよい。なくても文章はわかる。

成功の法則

成功した研究はもっと金額の高い助成金につながるが、研究はできなくなる

メスキメンの法則

実験を正しくやる時間はないが、やり直す時間はいくらでもある