関連情報北朝鮮情勢
米デジタルグローブ(DigitalGlobe)が撮影した北朝鮮・咸鏡北道(North Hamkyong-do)舞水端里(Musudan-ri)のミサイル組み立て工場(左、水色)と発射台(右、細い黒い影)をとらえた衛星写真(2009年3月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/DigitalGlobe
【4月4日 AFP】韓国の気象庁(Korea Meteorological Administration)は4日、北朝鮮のロケット打ち上げ施設がある北朝鮮・咸鏡北道(North Hamkyong-do)舞水端里(Musudan-ri)の気象条件は打ち上げに理想的ではないと述べた。
これによると4日午後、舞水端里では7-10メートルの風が吹いており、空の30-50%を雲が覆っているという。5日朝にかけて風速は5-8メートルに弱まるが、雲は残るとしている。
韓国航空宇宙研究院(Korea Aerospace Research Institute、KARI)の関係者は匿名を条件に、「たしかに打ち上げに理想的な気象条件ではないが、ロケットの打ち上げは風速15メートルまでなら可能だ」と述べた。
北朝鮮は、4月4-8日の午前11時から午後4時(日本時間同じ)の間に人工衛星を打ち上げると発表していた。
韓国の聯合(Yonhap)ニュースは4日午前、北朝鮮が舞水端里周辺の3か所に観測用カメラを設置し、打ち上げは迫っていると報じた。北朝鮮の朝鮮中央通信(Korean Central News Agency、KCNA)も準備は完了しており、打ち上げは近いと伝えた。
しかしYTNテレビはソウル(Seoul)の軍関係者の話として、過去の例では打ち上げ数時間前に起動することが知られている北朝鮮のレーダーシステムがまだ起動していないと報じた。
韓国の安全保障関係者は公式なコメントを出していない。(c)AFP
ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。
拡大して見られた人気写真ランキング。会員登録で拡大写真が見られます。登録は無料で簡単。