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【北ミサイル】将軍様も大慌て (1/3ページ)

2009.4.4 19:13
このニュースのトピックス金正日総書記
金正日総書記=2002年8月(AP)金正日総書記=2002年8月(AP)

 北朝鮮の長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射が今日以降に繰り延べされた。全世界が注視する発射だから、金正日将軍は誰よりも緊張に震えているのだろう。もし、日本のミサイル破壊命令でテポドン2号が迎撃されでもすれば、北の情勢は劇的に変わる可能性を秘めている。

 9日は最高人民会議が開かれ、15日は先代の金日成の誕生日だから、発射に成功すれば国威発揚の機会だが、撃墜されればメンツ丸つぶれだ。撃てども逆襲を食らっては、その優劣は明らかだ。発射情報のミスに臆(おく)することはない。

 迎撃されれば、北の“首領”としての地位が揺らぎ、伝えられる後継者指名の思惑だって分からなくなる。核も弾道ミサイル開発も、将軍様の求心力の源泉であり、威信をかけたプロジェクトである。人々の飢えなど微塵(みじん)も考えず、ミサイルにカネをつぎ込んできたから失敗は許されない。

 だからこそ、日本による迎撃のそぶりには、さすがの将軍様も大あわてだった。朝鮮通信がわざわざ重大報道と銘打ち、「断固たる報復攻撃を加える」だの「火の雷を浴びせる」だのと最大限の脅しを繰り返した。あれはむしろ、迎撃回避の懇願に違いない。

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金正日総書記=2002年8月(AP)

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