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恐慌を煽ったのは誰だ!

2009/04/03 06:53

 

 

今から半年前を思い出す。

 

多くのブロガーが大恐慌を煽っていた。

 

有名どころでは、瀬戸弘幸であろう。

 

もはや、彼らの妄言は現実によって破壊された。

 

ダウは8000円台回復、日経平均9000円台目前、ドル円100円台。

 

そう、経済危機が回復しつつあるのである。

 

もし、現在のアメリカを日本の失われた10年に例えると、現在は2000年代に小泉政権が誕生し、資産査定を厳格化し、不良債権処理を迅速した頃で、スピード感が違う。

 

日本では、利下げすらするのに、半年以上かかっているのに、アメリカでは直ぐに利下げを実施し、米政府も、日本で住専国会のように揉めることもなく、一斉に大手銀行に資金注入し、次に、シティーなど個別の銀行救済を開始した。

 

まさに、動きが速いのである。

 

また、不良債権額も、IMFの推計でアメリカに2.2兆ドルで、金融庁の発表した日本の100兆円とGDP換算で比較したところ、アメリカは15%に対し、日本は20%で、不良債権額の動きが速い上に、量も少ない。

 

まさに、アメリカは、日本のように失敗しないのである。

 

現在、アメリカでは、ストレステスト、すなわち、厳格な資産査定を行いつつある。

 

これで、不良債権額の総額を把握し、半強制的に資本注入をすれば、金融危機は一気に終結する。

 

また、原田泰氏が戦後の13の軽微な経済危機を比べたところ、不況の主要な原因は、金融緩和の遅れだが、この点ではアメリカの金融緩和は効果は別にして、巨額である。

 

このように、現在の金融危機は直ぐに終結するだろう。

 

問題は、今回の金融危機の後ろにあるグローバルなマネーのインバランスの問題だろう。

 

たしかに、アメリカの巨額の経常収支の赤字は、現在、収縮し始めており、ドルが暴落することは無いだろう。

 

しかし、これは、ひいては世界的な経済構造の転換、アメリカには過剰消費からの脱却、新興国には外需頼みから内需への転換である。

 

ただ、アメリカに関しては、常に過剰消費の文化的土壌がある。

 

それすなわち、アメリカンドリーム、一家に車である。

 

さらに、毎秒のように入ってくる移民の存在である。

 

もちろん、日本は、円高でGDPが12%も下がらないような経済転換が必要だ。

 

もちろん、こちらの方は痛みを伴うだろう。

 

しかし、悲観する必要は無い。

 

我々が自由経済を採用している限り、経済不況が長引くはずが無い。

 

また次の、繁栄が来る。

 

この点は麻生太郎首相の言う通り、悲観はいけない。

 

それにしても、大恐慌を煽った皆さん、どう責任をとりますか?

 


 

カテゴリ: 政治も    フォルダ: 保守的経済

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