特別区と東京都は、路上生活者問題の解決に向けて、平成１３年８月協定を締結し、一貫したシステムで路上生活者の自立を支援するため、「路上生活者対策事業実施大綱」を定めました。大綱は、２３区を５ブロックに分け、ブロック内の各区に５年間を期限とした「緊急一時保護センター」と「自立支援センター」を各１か所ずつ順次整備することとしています。 第１ブロック（千代田区、中央区、港区、新宿区）の自立支援センター「新宿寮」が開設から５年を経過したため、これを閉鎖し、その業務を引き継ぐ施設として、自立支援センター「中央寮」を開設することとなりました。 なお、中央寮は、従前から宿泊所として運営されていた茅場町荘を転換し、開設します。 （ちなみに、第１ブロックの緊急一時保護センターは「千代田寮」です。）
＜参考１ 緊急一時保護センター、自立支援センターとは＞
＜参考２ 都･区の路上生活者自立支援システムの流れ＞
中央寮では、利用者の就労による自立を支援するため、宿所、食事、入浴等の基本的なサービスの他、次の支援を行います。
・連絡協議会等において運営情報等を提供し、地域の理解と協力が得られるように努めます。 ・第一ブロック各区の福祉事務所等関係機関と定期的な打合せを実施します。
本事業の運営経費は、国からの補助を得て、東京都と特別区が負担します。施設利用にあたっての利用者の負担はありません。ただし、通勤のための交通費やアパート確保のための費用は原則として 自己負担（一部補助あり）となります。