古代インド文化と、人々の厚き土着の信仰心が混ざりあい、 |
ありとあらゆるものに神々が宿る島、バリ…。 |
切ない恋心さえも、 |
神のごとく尊きこととされるこの島で、 |
無色透明な天使の羽を背負い、手をあわせ、 |
あなたとの永遠の愛を祈りました。 |
「人生における地獄とは、人を愛せないこと」と、 |
あなたはドストエフスキーの言葉を借りて、 |
優しく話してくれましたね。 |
背筋を伸ばし、裸体にスコールを浴びながら、 |
見つめられる幸せを体中に感じた私は、 |
あなたの言葉を素直に理解することができました。 |
身も心も解き放つ、 |
神々たちのエロティックな誘惑は、 |
天使の羽をもぎ取り、 |
男たちの羨望と欲望を独占する「か・ら・だ」を授けてくれました。 |
「永遠に私を見つめていて…」 |
全裸になった恋の女神は、 |
あなたに「喜んで…」という言葉をはかせて、 |
天蓋つきのベッドの前にひざまずかせることに成功したのです。 |
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