勝ちました。勝ちましたョ…。たかがオープン戦。なんか5年くらい勝ってなかった感じ。なに11日に楽天に勝って以来ですぞ。カーネルサンダース人形の下半身が発見されて、金賢姫と拉致被害者の会見が行われた日に勝利してからですから…随分長かった。
それからWBCは第2ラウンドが始まり、みなさまがハラハラドキドキしているドサクサにまぎれてわが阪神は負け続けていたのです。本当にこのチームは油断するとすぐコレだから…。とまぁその“コケテッシュ”なところが、またイイんです。
でもって勝ちました。タッタ1勝、しかもオープン戦順位はビリのまんまなのに…この“喜び”というのはなんなんですか? 昔懐かしい「魔性のトラ」のアノ感じ…。
勝った!といえば、阪神が江草投入で締めくくりにかかろうとしているころ、中京では競馬のGIレース『高松宮記念』がスタートした。それで豊中にございますスーパー銭湯『太陽温泉』の脱衣場にいた足の短いシーラカンスみたいなおっさんがテレビにクギづけ。すると…わがレース部瀬戸聡の◎(ローレルレゲイロ)○(スリープレスナイト)とグングンくるじゃありませんか。瀬戸は29日付1面に「万券戦士」という中世の騎士の格好をしてゲレイロが来る! とドンキホーテみたいなツラをしていた記者です。それで、その脱衣場のシーラカンスはとにかく「瀬戸の通りに買う」というドシロウトなのですがこれがまたよくあたる。
この日もゲレイロとスリープレスが来て3着に△の5番が入ったように見えた(実際は2番ソルジャーズソングが3着)。それでシーラカンスは思わず「やったぁ」と叫び、スッポンポンのまんま脱衣場から電話のあるところに飛び出した。
「太陽温泉」にいらしたみなさま、ずいぶん粗末なモノをお見せして申し訳ございませんでした。あのスッポンポンが、わが越後屋編集局長植村徹也でございまして、会社に「どや3連単やで」とすごんだ。すると編集総括の貧乏ヒゲ局次長宮本圭一郎が「アノ…5番の影で3着には2番ソルジャーです」という。そんなアホな…。「いえボクもハズレたのですから間違いありません」と妙な念押しをした。「ま、それでも読者プレゼント馬券(13万円強)が的中して喜んでもらえたやろうからエエ気分や」と越後屋は上機嫌。そのまま大急ぎで服を着て出社し真弓阪神のオープン戦“有終の美”に「景気づけや1〜5面までドバーッといけ!」かくてご覧のような真弓サクラ満開紙面…となりました。
試合前には小松真也が専門チャンネル「GAORA」の『若手トラ番がおすすめの若トラ』という番組に出演。「ボクは3年目の小嶋達也投手を推薦しました。教育リーグ、ウエスタンいずれも『開幕』をつとめて好投して中西コーチも注目されてますし…M1(真弓監督大賞)候補です」という。それでは、わがサンスポでE1候補は君か?といえば「E1…」。越後屋のEだろうが。とたんに小松「いえ、そ、そ、それは後が怖いからいりませんッ」