広島市南区のマツダスタジアム(新広島市民球場)に野球ファンを招いて新たな熱戦の舞台の完成を祝う「新球場グランドオープン鯉祭り」が4日、観客席とグラウンドを舞台に開かれた。
広島東洋カープと中国放送の主催で、応募者から抽選で選んだ約2万人が対象。来場者は緑鮮やかな天然芝を眺めたり、記念写真を撮ったりして新球場を初めて体感した。カープは3日の開幕戦で勝利。「早くここで活躍を見たい」と、10日の地元開幕戦への期待も高まった。グラウンドでは、カープの元選手衣笠祥雄さんがバッターボックスに、佐々岡真司さんがピッチャーマウンドに登場。コンコースでは、うどんやカレーなど80種類の料理を販売する売店もオープンし、一足早く新球場の味を楽しむファンの姿もあった。
【写真説明】雨の中、待望の新球場をいち早く見ようと次々に訪れるファン=4日午前9時40分(撮影・室井靖司)
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