岡山放送局

2009年4月4日 16時4分更新

葉たばこの植え付け


葉たばこの産地として知られる岡山県新見市で、葉たばこの苗の植え付けが始まり苗に霜よけ用の白い三角すいのキャップを一つ一つかぶせた独特の風景が広がっています。

新見市草間地区では古くから水はけの良いカルスト台地を利用して葉たばこの栽培が盛んで、現在では13件の農家がおよそ12.5ヘクタールで栽培しています。
このうち野手征士さんの畑でも2日から家族7人で植え付けの作業に追われています。

作業は機械を使って1本1本30センチほどの間隔で苗を植え、その上に霜よけ用の高さ25センチほどの白い三角すいのキャップをかぶせていきます。
今年は苗の生育がいいということで、野手さんは「このまま病気などがなく順調に育って欲しい」と話していました。

草間地区の葉たばこは、品質の良さで知られ、植え付け作業は天気の具合を見ながら数日で終わるということです。

植えられた葉たばこは、6月中旬には黄色く色づき、地面に近い下葉から順番に収穫されます。