列車運行中、機関士に心臓麻痺のような急な身体的障害により安全運転が不可能な事態が発生した場合、乗客の安全を確保するためのシステムです。機関士が周期的にペダルを踏んだりスィッチを押したりするのを一定時間行わないと1次注意警報が鳴り、それでも応じない場合、列車が自動的に非常停車し、中央統制室にも無線装置を通じて自動で非常警報音が鳴るようになっています。
 
 
  高速鉄道車両が安全に停車するには力強い制動(ブレーキ)性能が要求されます。韓国の高速鉄道はより確実な制動力を確保するため、発電制動、摩擦制動、回生制動の三重制動システムを採択し、より安全に停車できるよう設計されています。
 
 
  車両の先頭部に蜂の巣模様の衝撃吸収装置が設置してあります。300km/h走行時700kgの物体と直接衝突すると衝撃を吸収するようになっており、脱線防止効果と走行安全性を追求しました。
 
 
  高速鉄道車両は火災防止のため、車内の天井、床、椅子及び電線類など、全ての資材を有毒ガスがほとんど発生しない難燃性、無毒性資材を使い、各種の火災感知及び警報設備が完璧に設置されています。
 
  スピード及び事件記録システム、横揺れ及び脱線防止システム、各種の線路安全設備装置など、多数の安全設備が高速鉄道の安全のために設置してあります。