いや、疲れきって声もでないです。
仕事でも疲れきって、その上これじゃ、ストレス解消にもなんにもならんですな(笑)。
いやね、ダル君が同点にされたとき、この試合はやられたような気がしました。しかし、ダル君がもう一回投げる、最後は三振で仕上げ・・・もちろんイチローもあるんだけどさ、ダル君はこれでさらに飛躍しそうですね。いや、疲れたけどよかった♪
で、バッドバンク、というより政府版CDOと名づけたほうがいいですね、
久々に真剣に解説しましょうや。
後日暇だったら図もつくりますけど、今日は文章で我慢してくださいね。
相変わらず、金融機関は安いと売らないから一緒だとか、効果がないとか解説しているおばかエコノミストがたくさんいますね。こちらの読者はしっかりおわかりかと存じますが・・・
まず、CDOのおさらいをしつつ。
要はいろいろなローンをたくさん買い集めて箱を作る。
それを担保に債券と株を発行しましたね。これが証券化商品。
で、この分散による倒産確率の減少とエクイティー(株)という劣後のクッションのおかげでこの債券は中身の資産のクオリティーを無視してAAA などというすごい格付けがついちゃった。
中身を無視するので当然サブプライムみたいなもんがはいっちゃった訳ですね。 こりゃー、腐ったもんがはいっている・・・とわかった時は時すでに遅し・・・・
で、それを原債権、つまり担保にして出している債券はたとえAAAがついていようとも、ゴールドマンが評価は100だと言い張っても、20とかでしか買い手がいなくなってしまった・・・
その価格ですべてを評価するととんでもない債務超過に陥るので金融機関同士がクレジットラインを絞り始めた・・・・・
ということでその腐った資産を担保にしている債券を早く売ろう、ということになったときはときすでに遅し。ゼロでもトレードできないわけ。
なんでゼロでもトレードできないか。
これはかんぽの宿と同じ理屈です。買手が買った後余計コストがかかるから。
バランスシートに乗せているだけでクレジットを毀損するので、ただでも引き取れないわけですね。 こういう毀損が一切関係ないのは・・・・政府しかいません。
ですから、はやく政府が買い取ってしまえと、ぐっちーは1年以上ぶーぶー言い続けていました。
例え買い取り機関ができても安い値段ではだれも売りたくないし・・・・ということでウルトラC。
つまり買取機関そのものをCDOにして、一番下のエクイティーをその張本人の金融機関にとらせ、残りを政府が出す。
そうするとどうなるか??
100で買ったものを仮に20で買い取ってもらうとすると・・・・まず、金融機関はバランスシートからはずれてめでたしめでたし。
金融機関から見るとは確かに5分の1で売ることになるのだが、政府から、つまり国民から見ると、はもともと100のものを20で買う、つまりうまくいくと5倍になるかもしれない優良資産をたくさん買うことができる。
大元のローンは実はインカム(利払い)は毀損していないものがほとんどなので、税金投入した債券部分の金利は払い続けられ、20以下に下がらなければ将来的に元本は確定。安全じゃん。
万が一にも値上がりすると・・・・・そう、あーら不思議、一番劣後しているエクイティーを買った金融機関にキャピタルゲインが戻る可能性がある・・・・という話になるわけです。
今は5分の1で売却しても将来はとんでもない利益をもたらすかもしれないので、その意味ではあまり高く売ってしまうとレバレッジがかからず、逆にうまみが少ない。
当面の経営が公的資金で担保されるとなればここは逆に思い切り安く売ってしまい、将来もし値上がりしたら丸儲け、というのはかなりおいしいスキームです。
したがって、これによって金融機関はかなりのものを二束三文ですが将来の利益を担保にバランスシートから一度エスケープされることができる。こうなれば・・・
あっという間にバランスシートは改善します。
また、もともとCDOのレバレッジが原因で被害が拡大したので、この政府版CDOを同じ比率でレバレッジをかければ「アラジンの魔法のランプ」のようにすべて吸収できる筈、です。
さらにいうと、金融機関が債券を保有してもともとの原債権を取り立てに行くのは大変だと思いますが、政府なら・・・・さまざまな強制力を働かせることができる・・・かもしれないですね。FBIも投入できるかもしれないし。
問題はむしろこれを買い支えきれるだけアメリカ政府の資金調達が間に合うか、ということになりますね。 アメリカ国債には注意が必要ですが、根本的にはこれはかなり大きな改善策になることは間違いありません。
って、あくまでもすべて上手くいったら、という条件つきですから。ここまできれいに絵が書ければ、ってことですから・・・、って最近ここまで書かないとほれ、間違ったとかいろんなこと言われるからね。正直、疲れます・・・・・・
って、やっぱ図がいる・・・・よねー。
で、最後に・・・
ついに出ましたよ。これが。
待ちに待った・・・・・
昭和83年度 ひとり紅白歌合戦 桑田佳祐 !!
くわたさん・・・・あんた、やっぱり天才ですぜ。
歌うま。大体みんなもとの人より上手いもん。鳥肌もんです、これ。
ただし・・・・
平日に見ると間違いなく寝不足になりますので、土日に見てくださいね!
では!