MySpace にもプロフィール オープン化の動きMySpace は8日、新たなプログラムの立ち上げに着手したと発表した。新プログラムを使えば、ユーザーは自らの MySpace プロフィール内にあるコンテンツをインターネット上のサードパーティ サイトにエクスポートできる。
MySpace はこの『Data Availability』プログラムを、今後数週間以内に利用可能にする予定だ。同プログラムのパートナーは、立ち上げ時点では Yahoo!、eBay、Twitter、Photobucket の4つだが、MySpace の CEO (最高経営責任者) Chris DeWolfe 氏は、今後はインターネット上のすべてのサイトに対して開放されることになるだろうとの見方を示している。 DeWolfe 氏は、報道記者との電話会見の中で次のように語った。「MySpace はもはや、Web 上の自立した孤島のような運営形態はとらない。われわれは、Web 全体にまたがるより大規模なソーシャル体験を生み出したいと考えている」 MySpace は同時に、『DataPortability Workgroup』への参加も表明した。これは現在拡大中の開発者とインターネット企業による連合で、Google や Facebook も参加している。同グループでは、共通標準を用いてサイト間での円滑なデータ交換を可能にする取り組みを行なっている。 最近になって、多数の大手インターネット企業が、よりオープンな Web を作る機能を中核に据えた発表をいくつか行っている。最もこうした動きが目立つのが Yahoo! で、方向転換を図る戦略の核として、ソーシャルな Web の中心になるべく、自らのプラットフォームを開発者に公開している。 さらに、各企業の幹部は、サードパーティの Web サイトと個人プロフィール情報を共有する話が持ち上がった場合に必ずついて回る、やっかいなプライバシー問題への対策にも配慮を見せている。 MySpace の COO (最高業務責任者) Amit Kapur 氏は「ユーザーは、どんな情報を誰と共有するかを、完全に管理できる」と述べ、他サイトとの情報共有機能は厳密なオプトイン方式になるだろうと付け加えた。 関連記事 最新トップニュース
|
|