【社会】海自護衛艦2隻、順調に警護任務 ソマリア沖2009年3月31日 夕刊 ソマリア沖の海賊対策で、自衛隊法の海上警備行動により初めて海外派遣され、日本関連船舶の警護任務を始めた海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」(4650トン)と「さみだれ」(4550トン)は、31日朝までの防衛省への連絡では、ソマリア沖のアデン湾を順調に航行しているという。 浜田靖一防衛相は31日の閣議後会見で「(護衛艦を)出すことが目的ではなく任務の完遂が目標なので、不測の事態にも備えて緊張感をもってやっていきたい」と述べた。 海賊被害が多発するアデン湾の東側で関連船舶と合流、船団の前後を護衛艦が挟み、哨戒ヘリコプターで警戒しながら同湾を西に向かい、約900キロを2日間かけて航行する。 防衛省によると、初の警護対象は自動車運搬船3隻とタンカー2隻で、いずれも日本の事業者が運航する外国船籍の船。同省は「安全上の配慮」などから船名を公表していない。国土交通省によると、警護を希望し登録を済ませた船は約2600隻に上るという。
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