2009年 4月 3日
北朝鮮のミサイル発射 岡山県連絡体制確認
北朝鮮の弾道ミサイルは早ければ4日にも発射するとみられています。岡山県は3日、発射された際の情報提供について政府とのシステムのチェックを行いました。北朝鮮の弾道ミサイル、北朝鮮は4日から8日までの発射を示唆しています。日本に着弾する可能性は低いと見られていますが、政府は発射時に、全国の自治体に情報提供することにしています。エムネットと呼ばれる首相官邸と各省庁、そして自治体などをつなぐ緊急情報ネットワークシステムを使います。仮にミサイルが発射された場合、首相官邸から遅くても1分以内に情報が発信され、自治体やテレビなどを通じて国民に伝えられます。このシステムは県内27市町村のうち、25市町村ですでに導入されています。導入されていない西粟倉村と吉備中央町には県が、情報入手後すぐに専用回線でファックスを送りますが遅れが懸念されています。

香川県もミサイルへの対応協議
香川県は3日、北朝鮮のミサイルが発射された場合の対応を協議しました。香川県内では7つの市と町でエムネットが導入されていません。香川県庁で開かれた会議には危機管理課や病院課などの担当者、約20人が出席しました。香川県では3日から9日まで24時間態勢で危機管理課の職員を県庁に待機させることにしていて県内に落下などの可能性が出た場合は危機管理課で情報を集約し、各部署に連絡することが確認されました。一方、県内の17市町のうちエムネットを導入していないのは7つの市と町に上ることが分かりました。情報の入手方法は県から送られてくるファックスしかありません。このうち善通寺市では市役所と消防本部それぞれにファックスを設置して情報の共有を図り、懸念されている伝達の遅れを少しでも防ぎたいとしています。7市町はすでにエムネットの導入を国に申請していますが北朝鮮が発射を示唆している今月8日までには間に合わず、危機管理に課題を残しています。

笠岡市のコンビニ強盗防犯カメラの画像公開
3日未明、笠岡市のコンビニエンスストアに刃物を持った男が押し入った強盗事件で、警察は防犯カメラに映った犯人の画像を公開しました。警察によりますと画像が公開された男は3日午前2時ごろ、笠岡市笠岡のサンクス笠岡中央店に押し入り、女性店員に果物ナイフのようなものを突きつけ、「金を出せ」と脅しました。店員がこれを断ると男はレジの横にあったタバコ1個を奪って西の方向に逃走しました。逃げた男は年齢20歳代前半、身長約160センチの細身で、黒のジャンパーに白のマスクを身につけていたということです。警察は情報提供を呼びかけています。

岡山市の保育園でアスベスト
岡山市立の保育園で天井などの吹きつけ材としてアスベストが使われていたことがわかりました。アスベストの使用が分かったのは岡山市の市立南方保育園です。岡山市によりますと園内の階段やトイレの天井など6ヵ所にアスベストが吹きつけられていました。周辺の空気を採取し、粉じんの濃度を測定したところ、安全面に問題はないということです。過去3回の調査では使用が分からず、今回、サンプルを採取する場所を増やした結果、アスベストの使用がわかったものです。岡山市では今月下旬までに天井を覆うなどして、飛散防止の対策を行うことにしています。

JR児島駅前広場完成
倉敷市の南の玄関口、JR児島駅前広場全体をバリアフリーにする工事が終わり、3日、記念式典が行われました。式典では、倉敷市の伊東市長らがテープカットして完成を祝いました。JR児島駅前広場は倉敷市が事業費3億2000万円をかけて駅前広場1.4ヘクタールを整備したもので、歩道橋などを取り除いて段差をなくし、駅の近くにバスターミナルを新設しました。お年寄りや障害者がJRからバスやタクシーへの乗り降りが、スムーズに行えるようになっています。また広場は、イベントやフリーマーケットなどにも利用できるということで、倉敷市では児島地区の活性化につながるものと期待しています。