【2009年04月03日19時08分 更新】


1.北朝鮮ミサイル問題 県内の対応は?
 (04/03 18:59)

北朝鮮が人工衛星と主張するミサイルが、早ければ4日発射されます。ミサイルは、東北の上空を通過するものとみられていますが、県内でも、万一の事態に備え、様々な対策がとられています。自治体や漁業関係者など、県内の対応を取材しました。緊張が高まる北朝鮮のミサイル問題。北朝鮮は、「今月4日から8日までの間に人工衛星の打ち上げを行う」と国際機関に通告、4日にも、打ち上げられる可能性が高まっています。(県民)「いかんですわな。人工衛星でもミサイルでも困りますわ」「恐いですね。本当に人工衛星かどうかわからないでしょ。」「まぁ困りますけど、宮崎なので他人事みたいなところはあります」県では、「被害の可能性は限りなく低い」としながらも、万一の事態に備え、4日から、危機管理局内に、情報連絡室を設置することにしています。休日の4日と5日も4、5人の職員を配置して、情報収集に努めるほか、関係機関との連絡にあたります。一方、今回のミサイル問題、漁業関係者にとっては、決して対岸の火事ではありません。残骸の落下が予測される危険区域の近くで、操業することもあるからです。このため、日南市の油津漁業無線局では、操業中の漁船に対し、注意を呼びかけています。(漁師)「やっぱり不安です。どこに落ちるか分からないから気になります」宮崎海上保安部・赤木富二男次長「もし発射された場合には、漁業関係、船舶、各国、県の機関と連携して航行警報等を注意喚起する予定」一方、航空自衛隊・新田原基地。広報担当者は、「4日からの訓練予定に変更はないが、北朝鮮がミサイルを発射した場合に備え、体制は整えている」と話しています。


2.強盗未遂で無職の男を現行犯逮捕
 (04/03 18:56)

3日午前、宮崎市の酒店に包丁を持った男が押し入りましたが、男性店長に取り押さえられ、強盗未遂の現行犯で逮捕されました。犯人を取り押さえた店長が、その一部始終を語りました。(高橋晋作記者リポート)「こちらが事件のあった現場です。突然入ってきた強盗に、店長はひるむことなく抵抗し、犯人はこちらの路上へと逃走しました。しかし追ってきた店長にこちらの路上でそのまま取り押さえられました」事件があったのは、宮崎市波島の酒店です。3日午前10時ごろ、店に男が押し入り、男性店長に、刃渡り16センチの包丁を突きつけて、「金を出せ」と脅しました。しかし、店長は、魚を獲る道具を持って抵抗。男は、包丁を持ったまま逃げ出しましたが、50メートルほど離れた路上で、追いかけてきた店長に取り押さえられ、現行犯逮捕されました。店長にけがなどはありませんでした。(店長)「ただの酔っ払いかと思ったが、包丁を出していたから、こいつはやばいと思った。魚を刺すかなつきで『これでぶっ刺すぞ』と言ったら出て行った」強盗未遂の現行犯で逮捕されたのは、住所不定、無職の小川和人容疑者52歳で、警察の取り調べに対し、「金が欲しかった」と供述しているということです。警察で、詳しい犯行の動機を調べています。


3.尾鈴かんがい事業 知事が現地視察
 (04/03 18:54)

川南町などで行われている畑地かんがい事業をめぐり、地元住民が、県に、工事の一部中止を申し立てた問題です。東国原知事は、3日、現地を視察し、国の担当者から事業の説明を受けました。この事業は、畑作用の水を確保しようと、国などが、小丸川支流の切原川にダムを建設し、パイプラインなど、かんがい施設の整備を進めているものです。先月、地元住民が、県に対し、一部の工事を中止するよう申し立てたことから、東国原知事は、3日、急きょ現地を訪れ、国の担当者から、事業の概要の説明を受けました。住民が中止を申し立てたのは、県が行う用水路の整備事業で、住民たちは、「必要な農業用水路は、既に整備されている」と主張しています。(東国原知事)「大方の方が賛成し欲しいと言ってるのに、一部の方がいらないと言って中止するのはどうかと思いますので、住民の大方の方々が賛成だったら進めていかざるを得ないのかなと」この後、東国原知事は、中止を申し立てた地元農家との対話に応じましたが、話し合いは、平行線に終わりました。


4.勇壮!流鏑馬
 (04/03 18:53)

宮崎神宮では、春の伝統行事「流鏑馬」が、勇壮に繰り広げられました。「流鏑馬」は、平安時代から伝わる武者行事で、宮崎神宮では、五穀豊穣を願って、毎年4月3日に行われています。3日は、鎌倉時代の装束に身を包んだ14人の射手が次々に登場。馬に乗りながら、60センチ四方の3つの的めがけて矢を放ち、馬場を駆け抜けていきました。(見物客)「僕自身弓道をやっているので、とても勉強になります」「興味深いです。とてもきれいでいいですね」「厳かな感じがして、なかなか日常生活では体験することができない空気感がすごく良かったです」訪れた人たちは、春の訪れを感じながら、伝統行事を楽しんでいました。


5.宮崎公立大で入学式
 (04/03 18:52)

宮崎公立大学で3日、入学式が行われ、約200人が、大学生としてのスタートを切りました。宮崎公立大学の講堂で行われた入学式は、新入生と保護者らが出席する中、大学の吹奏楽部の演奏で華々しく始まりました。式では、中別府温和学長が「大学生活を通して、国際的視野を備えた、課題探求能力を身につけて欲しい」と祝辞を述べました。これに対し、新入学生を代表して、阿部夏生さんが、「国際的な視野を持つ人間性豊かな人材として羽ばたけるよう努力していきます」と宣誓しました。新入学生たちは、オリエンテーションの後、10日から授業に臨みます。


6.保育園児が街頭で交通安全呼びかけ
 (04/03 18:59)

春の全国交通安全運動を前に、宮崎市で、街頭キャンペーンが行われ、園児たちが、交通安全を呼びかけました。県内では、2日現在、交通死亡事故が16件発生し、18人が亡くなっていて、件数、死者数ともに、去年の同じ時期を大きく上回っています。春の全国交通安全運動は、シートベルトの着用や飲酒運転の根絶などを重点目標に、今月6日から行われます。


7.初かつおフェア始まる
 (04/03 19:00)

旬の味覚、初がつおの消費拡大を図ろうと、「初かつおフェア」が3日から始まりました。このフェアは、宮崎が、全国有数の水揚げ量を誇るかつおを広くPRしようと、漁業関係者らでつくる「県初かつお実行委員会」が、毎年、この時期に開いています。初日は、宮崎市の中央卸売市場で開会式が行われ、小売業者の代表に、PR用のノボリが手渡されました。この後、市場では、初がつおのセリが行われ、威勢のいい掛け声とともに次々と競り落とされていました。今年の初がつおは、去年に比べ、高めの価格で取引されていて、3日は、キロあたり、1400円という高値をつけたものもありました。初かつおフェアは、4月12日まで開かれ、一部の量販店では、無料の試食会も予定されています。


8.石井十次賞、今年は青森「藤聖母園」
 (04/03 19:00)

児童福祉に貢献している個人や団体に贈られる石井十次賞に、今年は、青森県の児童養護施設「藤聖母園」が選ばれました。この賞は、高鍋町出身で、日本の児童福祉の先駆者として知られる石井十次の精神を受け継ごうと、毎年、贈られているものです。今年は、推薦のあった全国5つの個人・団体の中から、青森県の児童養護施設、「藤聖母園」が選ばれました。藤聖母園は、終戦直後、孤児の救済を目的に開設され、これまでに1千100人余りを社会に送り出していて、現在も91人の子供たちが施設で生活しています。授賞式は、4月13日に高鍋町で行われます。


9.県内初!霧島SAにウェルカムゲート
 (04/03 19:00)

宮崎自動車道の霧島サービスエリアに、一般道路からアクセスできるウェルカムゲートが、県内で初めて設置されました。ウェルカムゲートは、西日本高速道路が、サービスエリアの利便性を高めようと、設置を進めているものです。今回、小林市にある霧島サービスエリア下り線に、九州で13番目、県内では初となるゲートが完成し、3日オープンしました。3日は、ゲートの設置を記念して、サービスエリアの利用者たちに、花などが、プレゼントされました。西日本高速道路では、「日頃、高速道路を使わない地元の人たちにも、霧島サービスエリアを、気軽に利用してほしい」と話しています。


ご意見、ご感想をお聞かせください。
mrthodo@mrt-miyazaki.co.jp
[Back]