深刻な医師不足を受け、益田市は本年度から、市内の3病院に赴任した常勤医に120万円を無利子で貸し付ける制度を始めた。1年間勤務すれば返済を免除する。自治体が民間病院に赴任手当を支給するのは、島根県内初の取り組みという。
貸し付けは、益田赤十字病院と益田地域医療センター医師会病院、松ケ丘病院に新たに赴任した常勤医が対象。研究・研修資金の名目だが、使途は自由としている。
市に申請すれば、月額10万円として1年分の120万円を一括で交付される。1年間の勤務で全額が返還免除になるが、正当な理由があり、途中で退職した場合は勤務した月額分が免除になる。
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