遺骨、全国に868人分 朝鮮人徴用問題で初の調査:朝日
第2次大戦終了時までに日本企業に徴用・雇用されて死亡した朝鮮半島出身者の遺骨問題で、日本政府は28日、韓国側に対し、これまでに全国で延べ868人分の遺骨が確認できたことを初めて伝えた。外務省で開かれた日韓両政府の審議官級協議で明らかにしたもので、今後は遺骨を保管する寺院などの同意を得たうえ、日韓両政府が協力して現地調査をすることを確認した。次回の協議は11月にソウルで開く。
徴用者の遺骨調査は、竹島問題などで冷え込んだ日韓関係の改善を狙って両国外交当局が合意。日本は従来の方針を転換し、当時の徴用企業や地方自治体などを通じた実態調査を進めてきた。一定の結果は出たものの、調査対象の人数の違いや遺族捜し、遺骨の返還方法など調整が必要な課題も多く残されている。
今回の協議は5月下旬に続き2回目。日本側は内閣官房や外務、厚生労働、総務各省と文化庁の担当者が出席。韓国側は盧武鉉政権下で戦争被害の実態調査を進めている「日帝強占下強制動員被害真相糾明委員会」メンバーらが臨んだ。
一方、遺骨の保存状態などを確認するため、日韓両政府の担当者が早急に現地調査を行うことも確認。東京・目黒の祐天寺に仮安置されている朝鮮半島出身の旧軍人・軍属の遺骨1135人分のうち、韓国側出身の704人分を韓国へ返還することも、引き続き話し合うことにした。
このほか、旧軍人・軍属の日本人遺族が戦没地を訪問する「慰霊巡拝事業」の対象に、来年度から韓国人遺族を加えることも課題にあげた。(一部略)
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この記事を読んで皆さんは何か気付いたことがあるでしょうか。私が記事を読んで一番最初に感じたのは、「強制連行」という記述がされておらず、単に「徴用」となっていることです。 数年前であればここには間違いなく「強制連行」という言葉が使われていたはずです。最近、強制連行という言葉が実態と違う神話であることが広く認知されるようになってきており、教科書から記述は減り始め、またマスコミ各社もこの言葉を使うことが少なくなっている傾向にあります。朝日新聞でさえその傾向があり、最近では「強制連行」から、「強制徴用」という言葉を散見するようになっていましたが、本日の記事ではそこから「強制」という言葉も抜け、単に「徴用」となっています。もちろんこの記事の記述一つで断定はできませんが、捏造された自虐史観から脱却しつつある非常に良い傾向がこの記事から感じられました。
一方で韓国側は「日帝強占下強制動員被害真相糾明委員会」などと言う名前が付いており、相も変わらずの様相ですが、まずは国内で正しい認識が広まりつつあることを素直に感じたいです。
記事の内容については特筆すべきことはありません。こういう事業は積極的に行って良いと思います。戦前・戦時中に日本に働きに来た、若しくは日本軍として戦った朝鮮人の遺骨を調査し、故郷に引き取り手があるなら返してあげれば良い。逆の立場であれば、日本人とて家族の遺骨が遠い地にあれば、故郷に戻してあげたいと思うでしょう。ただし当然ながらそこで賠償問題などは発生しませんので、そこは留意すべきです。
参考過去記事:・在日韓国、朝鮮人問題への提言1 〜強制連行の真実〜
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参考書籍:
在日・強制連行の神話
鄭 大均
日韓「歴史問題」の真実 「朝鮮人強制連行」「慰安婦問題」を捏造したのは誰か
西岡 力