2009年03月24日

たたかうことの困難

カワイ楽器製作所というのを知っている人は多いことでしょう。
あるいは、「カワイの音楽教室」とか「カワイのピアノの先生」とどこかで縁があった人もいるかもしれません。
それくらいかなり認知度の高い企業であると思いますが。

そんなカワイのピアノの先生として働いていたfUfの大学出たばかりの「青年」が、たった1年でその契約を打ち切られてしまいました。

そうです。労働組合なんぞに加入しなければ、当たり前のように契約は更新し続けられたことでしょう。


若年労働者の半数以上が非正規労働者である、年収200万円以下の労働者が3割を越えていると言われます。

そんな数字がどこまでどのように深刻さをもって伝わっているのか判りません。
働いている人も決して「豊か」ではないからでしょう。

さまざまな「貧困」を抱えている働く人、働けない人、それぞれにとってそんな数字の問題ではないからですが。

カワイの話に戻ります。

音楽大学を出て、ピアノを専門的に身につけたものが、ピアノ講師として委任契約したということの意味は、弁護士が一つの案件を委任されたことと同じことです。

講師をしながら、なぜ、「研修」を受けなければいけないのでしょうか?
なぜ、「研修」にお金を払わなければいけないのでしょうか?
「研修」をして、グレードが上がらなければ、いつまでも「生徒のレッスン料」のほんの3割以下しかもらえないのでしょうか?

なぜ、講師が「生徒募集」の営業的なことまでしなければいけないのでしょうか?

そんな極悪というか、違法な状態を、直感的におかしいと感じて、わずかばかりの給料から天引きされることのおかしさを主張したら、契約更新を破棄されるたわけですが…。

 さらに、これを労働委員会というところに訴えに行ったら、九州大学大学院の法学教授と称される公益委員の方から、「カワイの講師をしていない時間は何をしているの?」「子どもは好きなの?」などなどと、果たして労働法の「ろ」の字とも全く関係のない「お尋ね」がなされました。

 これほどの屈辱はないと思えました。
 会社の不当性を訴えて、労働法に基づいてなんとか団交を開けるように求めていったところが、何の関係もないプライベートな身上調査かとも思えるような質問が返ってきたのですから。

これじゃあ、闘えません!

「お偉い」大学の先生様が、働き始めたばかりの若者が、やっと権利を行使して一歩を踏み出してきたところへ、思い切り冷や水を浴びせかけるということしかしでかしてくれないんですからね!

ここで私がブチギレるのもやむを得ないことでやんす。
絶対にゆるさん!


みなさん、カワイ楽器やカワイピアノ教室に関する情報がありましたら、なんでもいいですので、お知らせくださいませ。よろしくお願いします!






uimaki1957 at 17:58 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!組合活動 

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