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水が浸食、芝生残したまま空洞に? ゴルフ場の穴転落死(1/2ページ)

2009年4月3日21時56分

写真:転落事故現場で行われた現場検証=3日、北海道安平町、北海道テレビ放送(HTB)提供転落事故現場で行われた現場検証=3日、北海道安平町、北海道テレビ放送(HTB)提供

図:  

 北海道安平(あびら)町のゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」で2日、札幌市の主婦合掌(がっしょう)貴恵(たかえ)さん(38)がコース上にできた深さ約5メートルの穴に転落して死亡した事故で、この穴は、地面の下で何らかの水の流れが土壌を浸食し、地表部分の芝生のみを残した「落とし穴」のようになっていた可能性が高まった。合掌さんはその芝生を踏み抜いたとみられている。道警は3日、穴ができた原因やゴルフ場の管理責任を調べるため、業務上過失致死容疑で現場検証を行った。

 このゴルフ場は93年にオープン。緩やかな起伏を繰り返す丘陵地にあり、事故のあったコースは、「国内最大級」とうたう池や水路がフェアウエーを取り巻く。

 道警によると、地表に開いた穴はほぼ楕円(だえん)で長径約1・5メートル、空洞の深さは4〜5メートル。底の直径は約7メートルで、浅く水がたまり、ゆるやかな流れがあったという。司法解剖の結果、合掌さんの死因は窒息死が疑われるという。

 日本ゴルフコース設計者協会の佐藤毅理事長によると、フェアウエーは通常、数メートルの盛り土を硬い岩盤の上にのせてつくる。北海道立地質研究所の石丸聡・防災地質科長によると、この地域では、その盛り土に、水を通しやすい火山灰や軽石の堆積(たいせき)物が使われているとみられるという。

 石丸科長は「水を通しやすい火山灰層の一部が集中的に浸食され、穴が広がったのでは。これだけの穴は、1、2年でできるものではない」と分析。浸食を促した水は、雪解け水のような自然現象のほか、盛り土に埋められた配水管からの漏水なども考える必要があるという。

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