
運営理念を明確にする意義
運営理念とは、組織の構造や体制が変化したとしても、この団体が存在する限り守り続けられる大事な原則です。
神乃木製作所のスタッフは全員、この運営理念に共感する形で集まり、制作活動を共にしています。
この理念は神乃木製作所の行動倫理とも結びつき、様々な形となって反映されていくでしょう。
運営理念を明確にして正しいビジョンを持って行動することが、神乃木製作所を更に盛り上げていくであろうことを、スタッフ一同確信しています。
運営理念
神乃木製作所のモットーは、「開発者に優しいサークル」です。
現代日本の創作業界は、徐々に斜陽となりつつあります。
グローバル化、ボーダーレス化に伴い、その国々の持つナショナリズムが世界中で活躍し始めている今、中国や韓国といったアジアの国々が大きく力をつけてきています。
その結果もあり、日本の創作業界は押され気味になってきています。
私たちが考えるのに、この創作の衰退の原因の一つは、日本人の持つ「美意識」ではないでしょうか。
その美意識とは、「努力を人に見せないことがカッコいい」という美意識です。
たとえば、小説家の例を見てみましょう。小説家は自分の書いた作品が売れたとき、こう言うことがあります。
「物語の神様が降りてきて、作品を書いてるんだと思います」と。
自分が書いたと主張しない謙虚な態度のようにも見えますが、これには、自らの努力を押し隠し、そのノウハウやテクニックを隠蔽する日本人特有の態度が見え隠れします。 これらの日本人的気質が、現在の創作技術の伝承に障害を与えているのではないでしょうか?
力のある人間ほど、積極的にそのノウハウの伝承や業界全体の振興に力を注ぐべきでは無いでしょうか?
そこで私たちは考えました。開発者の立場から見たとき、とても親切に思えるサークルを。
積極的に開発者の後輩を育成し、同人業界、ひいては日本の創作業界をリードする存在となるサークル、それが神乃木製作所です。
神乃木製作所の目標
しかし、残念ながら私たちが先にあげたようなサークルは、一朝一夕に出来るものではありません。
何よりまず、「開発者を教育する」などと言っているものの、私たちは「教育」などと言えるほど大きな力を持っていません。
仮にこの状態で「教える」と言っても、教えられる側は私たちのことを信頼しないでしょうし、そもそも教えることもできません。
そのため、私たちはまず、一流になる必要があります。
従って、まず私たちのやるべきことは、試行錯誤によって、洗練された基準を構築することになるでしょう。
つまり、様々な分野の作業や活動を経験し、ノウハウを蓄積するということです。
よって、私たちは、当面の私たちの目標を、「ノベルゲーム製作を目指したノウハウの蓄積」と定めています。
ノベルゲームの場合には、①シナリオ ②音楽 ③グラフィック ④プログラミングの4大クリエイティング要素が必要となってきます。
また、このほか3D分野やデザイン分野などに進出する際にも、ノベルゲームは可能性を示してくれています。
更に、出来る限り技術を向上させるための勉強会などをサークル内で開き、イベントなどにも積極的に参加するようにしています。
ロゴマークの理由
神乃木製作所のロゴにある二つの図形は、着実に踏みしめるべき階段と、そこを軽快に上っていく柔軟で自由な発想をイメージしています。
一方で字体は、堅牢かつ信頼感のあるゴシック体を使用し、その下には「多岐に及ぶ総合的な創作研究を行う所」という意味である「Universal Creation Institute」の英語を入れてあります。
|
(C)2008 神乃木製作所 All Rights Reserved.
|