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2009年4月2日(木) 19:10 |
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錦海塩業自己破産の影響は
瀬戸内市の錦海塩田跡地を所有する錦海塩業が、自己破産の申し立てを行ないました。 これまで塩田跡地に埋め立てた産廃はどうなるのか住民から不安の声が上がっています。
錦海塩業は1956年に創業した製塩業者で、最盛期には年間50億円近い売り上げを計上しました。 しかし塩の専売制の撤廃で、2002年の製塩事業廃止後は、塩田跡地での産廃埋立を主な事業とし、更に土砂を埋め立てる計画を進めていましたが、地元住民の反対により進展せず、2日午前岡山地裁に自己破産を申請しました。 負債総額は126億円に上る見込みです。 錦海塩業では、これまで年間1億3千万円を掛け塩田跡地内の雨水や海水などをポンプで排出してきましたが、破産の影響でポンプが止まることになれば、近隣の700世帯が浸水し、更に埋め立てた産廃が流出する恐れも出てきます。 ポンプの稼動はしばらくは錦海塩業の関連企業が行ないますが、その後の対応については瀬戸内市と破産管財人とで早急に協議し決定したいとしています。
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