定額給付金受け取り代行詐欺 84歳男性が被害

 宮城県栗原市の無職男性(84)が1日、定額給付金の代行手数料名目で3万円をだまし取られたと、宮城県警築館署に届けた。定額給付金に絡む詐欺行為で実害があったのは東北で初めてとみられ、同署は詐欺事件として捜査している。

 同署によると、3月30日正午ごろ、市職員を名乗る50代ぐらいの男が男性方を訪問。「定額給付金の受け取りを代行してあげる。手数料3万円で夕方までに5万円を届ける」と申し出たという。

 男が1日になっても来ないため、男性が市総合支所に確認し、詐欺と気付いた。男性は息子と2人暮らし。給付金は計3万2000円が支給される予定で、「手数料は戻ってくると思った」という。

 栗原市は30日から一部支給を始め、本格的な振り込み作業は16日に開始する。市は「金融機関の口座がないなど特別な事情がない限り、振り込み以外の支給はしていない」と注意を呼び掛けている。
2009年04月02日木曜日

宮城

社会



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