大町市立大町総合病院は2日、常勤医師の不足により2007年12月から続けてきた内科外来の診療制限を、1日付で解除したと発表した。1年4カ月ぶりに、ほかの医療機関の紹介状がなくても診察が受けられる。信大医学部(松本市)からの医師派遣により、医師不足が緩和した。
大町総合病院によると、県の費用負担で同学部内に新設された寄付講座「地域医療推進学講座」の中沢勇一医師(寄付講座教員・准教授)が週1回、大町総合病院で外来診療を担当。信大からはほかに、内視鏡専門医の派遣も受け、内視鏡検査を週3回から4回に増やす。