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【群馬】

総合太田病院 10月から出産を受け入れ

2009年4月3日

 産科医の退職を理由に、昨年四月から出産の取り扱いを休止してきた総合太田病院(太田市、難波貞夫院長)は、今年十月以降に出産予定の妊婦を対象に、今月から診察を再開すると発表した。同市内には産科開業医が五つあるが、総合病院では同病院が唯一の施設となる。

 同病院によると、本年度に産婦人科の常勤医が一人増え、三人体制になった。準備や教育期間を考慮し、十月から出産を再開する。ただ「十分な体制(人数)ではないので、救急やリスクのある出産は受け入れられない」としている。

 出産取扱数にも限界があるため、診察希望者は予約が必要。同病院は二〇〇七年度は五人の常勤医がいたが、昨年四月末までに三人が退職し、出産を休止していた。診察機能の回復に向け、今後も医師確保策を続けていく。

  (川口晋介)

 

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