赤坂・日枝神社 神聖な一室でハレンチな凶行
(週刊朝日 2009年03月27日号配信掲載) 2009年3月18日(水)配信
「まったく女っ気がなかった」(父)という廣瀬正周被告 [拡大]
日枝神社の主張に、Aさんは呆れながら反論する。
「私はお酒が嫌いで、飲めば湿疹が出ることもある。自ら進んで飲むことはあり得ないし、事件当日まで廣瀬のことをほとんど認識もしてなかった。神職や巫女は、奉納された酒を境内で飲んだり、赤坂で飲み歩いたりする機会があり、新人は先輩の返杯を飲むのが絶対だと教えられる。私もウーロン茶を飲んで怒られたり、飲みつぶされた揚げ句に『飲み方が悪い』と注意されたりした。同期には高卒で18歳の巫女や神職もいたけど、同じ席で同様に飲酒を強要されていた。寮住まいの未成年の職員がよく『昨日もつぶされて大変だったよ』などとぼやくのも聞いています」
具体的な日付や場所、名前も交えて説明してくれたのだが、これまた日枝神社のコメントを引用すれば、
〈当神社では、宴席でも、未成年者である職員には、ウーロン茶などのノン・アルコール飲料を飲み、飲酒することがないよう、指導しています〉
とのことだった。
廣瀬被告の弁護士は、
「裁判の前に、私から話すことは特にありません」
と話すのみだ。初公判は3月17日、東京地裁で開かれる。
本誌・藤田知也
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