一行は海岸線まで遣って来ましたが、何と舟がありません。
此の侭では泳いで鬼ヶ島へ渡るか、魔雉の背中に強引に乗るかしかありません。
一行が思案に暮れていると、ジャスト其処に二人の男が遣って来ました。

渡りに哲也…もとい、渡りに船とは正に此の事ッ!
「あのぉ、そのぉ、酢的な船ですねっ!」
「……済みません。僕達、鬼ヶ島に鬼退治に征きたいんですっ!」
「餅論、怪しい者じゃありませんっ。貴方の船に乗せてもりゃえませんか?」

「オぃオぃ鈴木ぃ。コイツラぃやべぇぞぃ!?」
「どっからぃ、どう見てもぃ、怪しさぃ全開じゃねぇかぃ!」
此の君塚という男、実は相当ウザイ喋り方だったのですぃ。おっと、失礼。

「其の船に我々が乗る物語は無いのだろうか?」
「在ルヨナ? オイッ! 貴様ニ今、敢エテ問オウ……」=====
「喪ゥ事ノ堪ェ難キ痛ミニモ、モゥ此ノ辺デ慣レテ見ルカィ?」==========

「ヒぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」

「落着きなされぃ。君塚殿。其方の御三方も。」
「誰も乗せぬとは言っておらぬ」
 「!?」
「!?」「!?」            「!?」
 「!?」

「其処の童子に何やら借りがあるような気がしてならぬのだが……」
「知らぬ間に矢で射って……等おるわけ御座らぬしのぅ……」
「其れでも、まぁお乗りなされぃ。仔等よ」
「此の鈴木檻於之介。困っておる者達を捨て置くような男では御座らぬっ!」

其の時、紫混じりの銀狼が東方より遣って来たのでした……。

「!?」
   「!?」
 「!?」「!?」           「!?」
   「!?」
「ミーシ

今だッ。桃よッ。投げつけろッ♪


鈴木は、
また何時の日にか
Webでッ……。

【多少はやる気のある用語解説】

※桃だろう?:
或る昔話をベースにしてはいるものの、恐らく予想外の展開になるであろう小説。

※革命(かわ・みこと):
仇名は「かくめい・せんせい」。この小説の作者であり、神。超↑遅↓筆↓である。
最後までこの更新を見届けた諸君、お疲れ様。そして、ありがとう!
オールアドリブで展開させるのは辛いね。書き溜めておかないからこんな目に遭う(笑

※桃雫狼(ももだろう):この物語の主人公の名前。昨年の4月1日に公募したらしい。

※冬犬(イヴェシアン):最初の仲間。好物は栗。サウスちゃんの方ではない。

※魔雉(シャイタイール):2番目の仲間。好物は茘枝。意外と傾国の美女と気が合う?

※冥猿(タナピテーコス):3番目の仲間。好物は柘榴。或る意味では冬の生みの親とも。

※渡哲也:言わずと知れた名俳優。此れぞ漢ッ。説明するのも恐縮ですッ。

※鈴木:本名は鈴木檻於之介(すずき・おりおのすけ)。弓術の達人。実は熱い男。

※君塚:本名は君塚開衛門(きみづか・かいえもん)。鈴木とは同郷の士。実はウザイ男。

※紫狼(エレフリコス):4番目の仲間? 好物は葡萄。異常な程、酒には強いらしいッ!?
でも、コレはコレで良いような気もします。この妙なドキドキ感。これもまたライブであると!
参加者諸君。領拡か、何か、また何処かで逢おうぜd(ゝc_,・*)

※キビ団子:
レアなモンスターを仲間に出来るアイテム。現在の成功率は100%ッ!
全三個だと思われていたが、実は袋の底が二重になっており、もう一個隠されていたッ!?
愛すべき三爺の悪戯が最後に炸裂ッ(笑