辞令を受け取る新採用教諭=2日午前、県庁
県教委に新しく採用された教諭への辞令交付が二日、県内六カ所の教育事務所であり、養護教諭などを含む百十四人が式に臨んだ。二〇〇七、〇八年度教員採用試験で点数改ざんのあおりで不合格となった後、採用が決まった二十六人も含まれており、事件を受けた一連の救済採用は終わった。
大分教育事務所(県庁内)では、大分市、臼杵市、由布市の小中学校に勤務する新採用の教諭四十三人に加藤正和所長が辞令を手渡した。新採用教諭を代表して尾崎春菜さん(27)=大分市大在西小=が「子どもとともに学び、成長する姿勢を忘れず、何事にも全力で立ち向かう教師を目指したい」と決意を述べた。
この後、加藤所長は訓示の中で、昨年の県教委汚職事件について、「大分教育の歴史に汚点を残した。県民の目は厳しいが、教職員への期待は大きい」とした上で、「若さと勇気、情熱で突き進んでほしい」と述べた。足立一馬大分市教育長らが祝辞を述べた。
〇七年度試験の点数改ざんで不合格となり、特別試験で採用された二十代の男性小学校教諭は「一から頑張りたいという気持ち。子どもの笑顔を引き出せる教師になりたい」と決意。一連の汚職事件については「これからはあってほしくない」と言葉少なだった。
同じく三十代女性中学教諭は「社会人としてあるべき姿を示していくしかない」と語った。別の三十代の女性中学校教諭は、小矢文則県教育長の“続投”について「これから頑張ってくれると思います」と言葉を選びながら話した。
初の民間人採用「身が引き締まる」
○…県教委が初めて取り組んだ「民間人採用」で二人が教諭になった。このうち山路康弘さん(36)は大分市の滝尾中学で社会科を担当する。企業で地質調査の仕事をし、その後、別府大学の客員研究員として、磨崖仏(まがいぶつ)の研究に携わってきた。「身が引き締まる思い。社会人としての経験や大分の文化を教えたい」と話した。
別府市の朝日中学校には河野康平さん(38)=理科=が着任した。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA