日向市初期救急診療所(同市北区)が開所し、1日から運用を開始した。
「日向市東臼杵郡医師会」(甲斐文明会長、96人)の医師が交代で勤務し、日向入郷地区の住民を対象に、初期救急の診療を行う。診療室2、処置室、調剤室各1など。内科・外科医師各1人のほか、薬剤師1人、看護師2人、事務職員1人の6人体制。
診療時間は、月~金曜日(祝日、年末年始を除く)の午後7時半から2時間。2次医療機関の3病院(千代田、和田、済生会日向)と産科、小児科を除く医師会会員の46人がほぼ月1回対応する。
運営経費は年間2500万円を見込み、診療収入約1300万円を差し引いた残り約1200万円は、1市2町2村が患者数に応じて分担する。甲斐会長は「2次医療の3病院の負担を軽減したい一心」と話した。
毎日新聞 2009年4月2日 地方版