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ベビーパウダー12製品からアスベスト検出

 食品医薬品安全庁は1日、市中に流通しているベビーパウダー、子供用パウダーを調査した結果、8社の12製品から発がん性物質のアスベスト(石綿)が検出されたと発表した。

 アスベストが検出された製品は、保寧メディアンスの『保寧NUKベビーパウダー』『保寧NUKベビーカラーコンパクトパウダー』『保寧NUKベビーコンパクトパウダー・ホワイト』『保寧NUKクリニックベビーパウダー粉末』、UCLの『ベビラ・ベビーコンパクトパウダー』『ベビラ・ベビーパウダー』、韓国コルマの『ラクベ・ベビーパウダー』、ソングァン製薬の『キューティーママン・ベビーパウダー』、ラクヒ製薬の『ラクヒ・ベビーパウダー』、大峰LSの『アロ・アンド・ルー(allo&lugh)ベビーコンパクトパウダー』、韓国モニカ製薬の『モニカ・ベビーパウダー』の計11種類とトクサン薬品工業が供給した原料「トクサンタルク」だ。

 同庁関係者は「検出の有無だけを調べたため、製品ごとのアスベストの含有率は分からない。最近問題になったアスベスト鉱山のように致命的なレベルではないと推測される」と説明した。同庁は製品別のアスベスト含有率を今後調べるかどうか検討している。

 アスベストは断熱性に優れるため建築材料に広く使われていたが、国際がん研究機関(IARC) がアスベストを発がんリスクが確実な「グループ1」に分類するなど危険性が明らかになり、業界では使用が自粛されている。

呉允煕(オ・ユンヒ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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