最終更新: 2009/04/02 18:30

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栃木・那珂川町が農作物を荒らす厄介者のイノシシを目玉に

栃木・那珂川町で、農作物を荒らす厄介者のイノシシを逆手にとり、目玉にしようとしている。
「馬頭(ばとう)温泉」で有名な栃木・那珂川町で、住宅街のごみをあさったり、農作物を食い荒らすイノシシが住民を悩ましている。
イノシシ被害を受ける農家は「作物を荒らされて、憎いって気持ちはありますね」、「イモ類が全部食べられちゃう。だいぶ困ってるところ」と話した。
那珂川町によると、2005年から被害が増え始め、2007年度の被害額はおよそ1,900万円にのぼった。
町にとって、悩みの種のイノシシを逆手にとった仰天プランが登場した。
那珂川町では、厄介者のイノシシを逆に町の目玉にしようとしている。
これまで捕獲したイノシシは、猟友会などが、自分たちで食べたり、配ったりしていたが、食肉処理業の許可を取った加工施設を作ることで、販売することも可能となった。
那珂川町役場農林振興課の山口 守課長補佐は「猟友会の方のイノシシをとる意識が高まるということと、農作物の被害の軽減。それと、厄介者のイノシシの肉を地域の特産品にしようという3つの目的で作ったものであります」と話した。
現在、メニュー作りが急ピッチで進められているという。
定番のイノシシ鍋に加え、焼き肉や煮込みといった料理が今後出される予定だという。 
町では、この新たな特産品のシンボルマークと愛称を募集している。
山口課長補佐は「ゆくゆくは、商標登録ですか、そこまでもっていきたいもんですから」と語った。

(03/30 19:13)


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