次々とミサイル配備 北、矛盾に満ちた「主張」
2009/03/29 01:11更新
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北朝鮮が「人工衛星」と主張して長距離弾道ミサイル「テポドン2号」改良型の発射準備を進めている問題で、この発射計画とは別に、北朝鮮が日本海側の元山(ウオンサン)付近でも中・短距離ミサイルの発射準備を進めていることが28日、複数の政府関係者の話で分かった。米国の偵察衛星などが監視を強めており、新たな発射計画はテポドン発射直後に実行に移されるとの分析もある。相次ぐミサイル発射計画は、2006年に国連安全保障理事会が北朝鮮に「大量破壊兵器と弾道ミサイル計画の完全なる放棄」を求めた制裁決議1718号に違反するだけでなく、「衛星」打ち上げとの北朝鮮の主張が矛盾に満ちていることを示している。
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記事本文の続き 複数の政府関係者によると、新たにミサイルの発射準備が進められているのは、北朝鮮の東海岸にある元山付近の発射基地。元山は北朝鮮が4月4-8日にテポドン2号改良型を発射しようとしている舞水端里(ムスダンリ)の基地から約250キロ南西に位置し、貨客船「万景峰(マンギョンボン)92」の母港がある主要都市で、米国や韓国は偵察衛星で付近の基地を監視していた。
これまでの日米韓3カ国による分析により、新型ミサイルの射程は「短距離か中距離タイプ」(防衛省関係者)と推定されるが、ミサイルは燃料タンクの大きさや注入量、何段積み上げるかによっても射程を調整できる。
舞水端里よりも元山の方が近い日韓は、特に警戒を強めている。発射基地には複数発が配備されているとの見方もあることから、日米韓で緊密に情報交換している。
また、具体的な発射計画は明らかではないものの、この中・短距離ミサイルの発射は「テポドン2号改良型ミサイルの発射後になる」(政府関係者)と分析されている。国連で対北朝鮮制裁決議が採択されたり、米国からエネルギー支援などの譲歩が引き出せなかったりした場合に「北が次々とミサイル発射のカードを巧みに使ってくる可能性がある」(米政府関係者)との見方からだ。
日米韓は元山での新たな発射計画の実態をつかんだことで、北朝鮮への制裁強化やテポドン2号改良型の迎撃などに慎重な姿勢を崩さない中国、ロシアに対する説得材料とし、働きかけを強めていく考えだ。
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