28日午後、佐賀・伊万里市の路上で、暴力団組長が2人の男に刺されて死亡した。警察は殺人事件として捜査している。 28日午後1時前、伊万里市立花町の路上で、指定暴力団「九州誠道会」系の前田賀壽久組長(60)が刃物を持った男2人に胸や顔など約10か所を刺された。男らは逃走し、前田組長はまもなく死亡が確認された。
 調べによると、男らは身長約170センチで、目出し帽で顔を隠していたという。
 前田組長は妻と一緒に自宅を出たところを刺されたということで、警察は殺人事件として捜査している。また、現場近くから走り去る白っぽいワンボックスカーとバイクが目撃されていて、事件との関連を調べている。
 前田組長は去年11月にも何者かに腰を刺され、軽傷を負っていた。