経営不振で医療法人豊田会へ移譲された高浜市立病院が1日、刈谷豊田総合病院高浜分院として再出発した。
開院式で、鈴木克昌・刈谷豊田総合病院長は約70人を前に「医師やスタッフの充実、地域社会との連携、安心と安全の保障を重点に取り組む」と述べた。森貞述市長は「(市立病院は)85年の開院から市民に期待されてきたが、地域医療の継続という一点から移譲を決めた。今後も協力していく」と強調。荻野武彦分院長は「職員は笑顔や思いやりを忘れずに」と呼びかけた。
分院は内科と外科、整形外科、眼科がありベッド数は104。医師16人、看護師42人、技術職17人、介護職15人、事務職6人で対応する。【安間教雄】
毎日新聞 2009年4月2日 地方版