入院患者に10床確保 むつ・大畑診療所が業務開始

患者や来所者にあいさつする章士会の医療スタッフ
 医師不足で入院患者受け入れができず事実上無床状態だった、青森県むつ市大畑町の大畑診療所が1日、民間委託の診療所として業務を始めた。10床の入院機能を確保、同市で初の介護老人保健施設「やげん」(29床)を併設、計39床態勢で運営する。

 同日は開所式が行われ、運営を委託された医療法人「章士会」(むつ市)の医師や看護師、介護士など約40人が整列して患者や来所者を迎えた。診察を前に、3上史雄理事長(57)が「毎日の医療活動に力を尽くし、地域の方々と長くお付き合いをしていきたい」とあいさつした。

 同会は一部事務組合下北医療センターから診療所部分を、むつ市から「やげん」の委託を受け、一体的に運用する。

 診療所は鉄筋コンクリート3階、延べ床面積約4330平方メートル。2005年以来、常勤医不足で閉鎖していた2階の入院病棟60床のうち、10床を診療所の入院患者用に、29床を要介護認定の高齢者が入所するリハビリテーション施設に改装した。
 改装費は計8400万円で、同市と下北医療センターが負担した。
2009年04月02日木曜日

青森

社会



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