逆風の中、新たな門出――関西企業も入社式

 
              
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逆風の中、新たな門出――関西企業も入社式

2009/04/01配信

パナソニックの入社式に臨む新入社員(1日午前、大阪府門真市)
パナソニックの入社式に臨む新入社員(1日午前、大阪府門真市)

新年度がスタートした1日、多くの関西企業が入社式を開いた。今春の大卒と高卒の新入社員数は全国で55万9000人(日経推計)で前年に比べ約7%減。世界同時不況で企業経営への逆風が強まるなか、危機感の共有と奮起を求めるトップが相次いだ。

 パナソニックは大阪府門真市の本社に昨春より100人多い500人の新入社員を迎えて入社式を開いた。大坪文雄社長は「昨年は1つの名前のもとに全世界の社員が結束するという強い思いから歴史的な改革を行った」と社名変更の意義を強調。三洋電機の子会社化などを控え、「現在の難局は新たな発展を遂げるチャンス。次の成長に向け積極的な挑戦を始めており、今日から同じ思いで加わってほしい」と呼び掛けた。

 昨春より35人多い419人を採用した関西電力の入社式では、森詳介社長が「(二酸化炭素などの排出を抑える)低炭素社会に向け、原子力を基軸とした系統電力の重みは増す。我々の未来は明るい。自信と誇りを持とう」と激励した。

 1日付で純粋持ち株会社に移行したサントリーホールディングスの佐治信忠社長は、東京都内で開いた入社式で「今日は新創業とも言うべき日」と強調。「創業以来、サントリーグループのDNAは『やってみなはれ』だ」と新入社員に奮起を促した。
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