March
21
2009
国内の機械受注が激減していると言われています。日本では、工作機械の需要は中小製造業が中心ですから、この急激な製造の落ち込みの影響だと、解説されていますが、私はそういうことよりも、最近のせつな的、短絡的な経済のあり方に非常に問題があると感じています。いま、いやここ数年間、設備投資をして中期間設備償却をしてゆけるような経済情勢だったとは言えないからです。そもそも、設備償却は数年間に及びます。設備を償却しつつ人件費や経費をまかないながら利益をコンスタントに計上できる環境と言うものは、少なくとも経済成長がコンスタントに2、3パーセントは必要なのではないか、と思います。しかし、現実に日本の状況は、3パーセント成長は夢の成長率であるとも言われる現状です。当然、設備投資は非常に大きなリスクとなりますから。すでに、日本においては、製造業は拡大志向では立ち行かないと思いますし、そこに大きな転換へのヒントがあるのではないかと思います。「これからの製造業はマイナス成長を前提に経営を考えるべき」という面白い本を読みましたが、まったく内容はその通りであると実感させられました。そして、現状でも10年間は新規設備投資をしなくても設備そのものはアジアのどの地域よりも、良質のものである、という記述にも同意です。いまは、日本中の製造業の設備をネットで考える時代になったと思います。
Posted by 有海啓介 | この記事のURL |