ぺインタークラシックでは基本的にレイヤーとかマスクとか使えません。ので、私は主線を描かない油絵風の描き方をしています。もし、難しいと感じられたなら、それは私の描き方のせいだと思います。
しかし、他の描き方でもクローンやトレーシングペーパーなどを利用すると、簡単に背景とか、模様とか造れるので、そうした機能を理解すると面白いので、是非、いろいろ試してみてください。
そして、私に教えてください。(^^;)

ただ、アニメ塗りはちょっと難しいです。それには水彩で色を塗ったほうがいいでしょう。
私は逆に、アニメ塗りができないので、教えていただきたいです。ハイ。(ToT)

@ ブラシを選択します。(ブラシのウインドウが開いてない場合は、バーのウインドウをクリックしてブラシの表示をクリックして下さい。)
私はいつもチョークのソフトです。
A コントロール:ブラシツールでブラシの大きさを描きやすいサイズにカスタマイズします。(ラフを描く場合は少し太めが描き易いかと思います。これも好みでどうぞ。ちなみに私はサイズは1.7 不透明度40 粗さ0 にしました。)

左の絵のように、ささっとあたりを描きます。

POINT:私の場合も写真など参考にして描きますが、デッサンが苦手な人はトレーシングペーパー機能を使うと便利です。まず、元の写真を開きます。バーのファイル→クローン作成で写真のクローンが出現します。編集→全て選択をクリック。キーボードでBackspaceとDeleteキーを同時に押します。すると画像が消えます。キャンバス→トレーシングペーパーをクリックすると、画像が透けて見えます。
これで写真を参考にしながらデッサンを取る事が出来ると思います。

B 簡単に色を置いていきます。ざっとでいいんです。
色はアート素材のカラーで選択できます。ブラシの大きさなどを自分なりにカスタマイズして色をつけていき ましょう。この時、色が線からはみ出すのなんて気にしなくて良いです。チョークというのは基本的に不透明なので、下に置いた色を覆い隠してしまいます。そのため、後で修正できるのです。但し、下の色と微妙に重なり合って美しい色彩が織り出されるので、不透明度を考えましょう。コントロールで調節できます。)
C 大体の色が決まったら、色の暗くなる部分を先に描きます。
何故なら、Cでも述べましたが、チョークは不透明なので、明るい部分を一番最後に描くやり方がチョークの性質状良いと思うからです。
D 次に私は顔を描きます。これを最後にしたければそれでもかまいません。
顔が大体決まったら、洋服の色が濃いほうがよさそうだなと思ったので色を付けました。これは、次の作業の下準備になります。
E 洋服の柄と、体下の大理石の模様を描きます。
現在、アート素材カラーが選択されていますが、ここでパターンをクリックし選択します。洋服の柄と大理石の柄をこのパターンから選びます。(三角をクリックすると他にもパターンが選択できます)倍率でカスタマイズし、バーのファイル→クローンソースでパターンを選択。
ブラシをチョークからクローンに変えます。
ブラシで描くと、パターンの柄で描けるようになった筈です。
倍率や、コントロールブラシツールでカスタマイズして柄を描いていきましょう。
(私の場合、不透明度を最低にし、ブラシのサイズは20位でぼんやり・・と描いています。
POINT他にも、自分で造った模様もクローン機能を使って描く事ができます。
まず、写真を加工したり、自分で描いた模様を普通にファイルとして開きます。ツールバーのファイル→クローンソースでその絵を選択します。あとは上と同様にブラシをクローンに選択して普通に描くと クローンソースになった模様が描けます。
但しこの場合、クローンソースとなった絵は、描いている絵と同じサイズにしないとダメです。パターンと違い、あくまでもクローン=模写なので、クローンソースになった絵をそのまま同じサイズで写している・・といった感覚なのです。
しかし、ブラシのサイズや不透明度を変えて使うとすご〜く便利なので、是非 試してみてください。
この洋服の模様もパターンの波と、自分で造った柄を何度も重ねて描いています。

F 次に背中の羽を描きます。実は、洋服の模様を描く前に描くべきだったものです。奥のものを先に描くようにした方が賢明です。
羽のあたりをつけます。
G 同じように、パターンをクローンソースで選び、描いていきます。
羽全体を不透明度を低くして描き、線は不透明度を上げ、ブラシのサイズを小さくして描いています。
その上から紫がかったピンクを薄くチョークでかけました。
H 次に、洋服の暗い部分にチョークで色を乗せていきます。
ついでに、羽が洋服にかかっている部分も暗い色で消しました。
I 次に、大理石に映り込む妖精の姿を描きます。といっても、簡単です。
映り込む部分を 左のように元の絵から抜き取って別な絵を作ります。、
@バーのファイルから新規作成で同じ大きさの用紙を開きます。
Aツールの中の、四角い点点の図形(長方形選択ツール)をクリックし、そのままもとの絵の切りぬきたい部分をドラッグします。
B元の絵に点点の切り抜き部分が選択されました。
Cマウスでその部分をクリックしながらドラッグアンドドロップで新規作成した用紙の上に持っていきます。
D切り抜いた部分が貼りつきました。まだ選択されています。それを同じようにドラッグして一番下の部分に持っていきます。(もし、点点が無くなったなら、それは選択が確定してしまったのです。バーの編集で取り消し(フローターを固定)をクリックすると戻ります。)
Eバーの効果→上下反転で逆さになります。
Fこの逆さの絵をクローンソースにしてクローンで不透明度を下げて大理石部分に描いていきます。
J 大理石部分に、逆さにした絵が描けました。
しかし、大理石部分と洋服の境があいまいなので、はっきり分けることにします。
先ほど使った長方形選択ツールを使います。
大理石の部分を長方形選択ツールで囲います。その中で暗くしたい部分にブラシで色を加えると、他の部分にははみ出さずに済みます。
洋服の部分も同じようにして描きたして出来あがりです。

長方形選択ツールだけじゃなく、楕円形選択ツールや投げ縄ツールなどを使っても同じようにできます。

ここまでで出来あがりです。


以上ですが、こんな説明でおわかり頂けたでしょうか?
ペインタークラシックの使えるツールを紹介するために 今回の絵は描いてみました。
他にも拡大して細かいところを描いたり、テクスチャを用いたり、グラデーションを掛けてみたり・・
いろいろ遊んでみて下さい。その中から、頭をひねって機能を駆使していくと他にも発見があるかもしれません。