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【芸能・社会】テレ朝番組に放送倫理違反 BPO、野中氏映像使用で2009年3月30日 23時06分 NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は30日、テレビ朝日の「報道ステーション」が横領事件報道で、野中広務元自民党幹事長の映像を安易に使ったなどとして、「名誉棄損を来しかねない、重大な放送倫理違反があった」と判断、同局に判断内容を放送するよう勧告した。 テレ朝は同日夜の番組で委員会の判断を伝え、古舘伊知郎キャスターが「真摯に受け止めて放送倫理、人権に十分配慮して精進してゆくつもりです」と話した。 問題となったのは、昨年7月放送の徳島県の土地改良区をめぐる多額横領事件の報道。全国土地改良事業団体連合会会長を務める野中氏の映像を使い、キャスターが改良区の事業に対する国の補助金などについて「じゃぶじゃぶ使われているきらいがある」などとコメントしていた。 委員会は、映像の使用が「安易で短絡的。(野中氏の)社会的評価を低下させた」と指摘。コメントは「裏付け取材の範囲を超え、不適切な表現」とし、十分な裏付けに基づく報道を求めた。 野中氏が昨年、名誉棄損や肖像権侵害などにあたるとして委員会に審理を申し立てていた。 (共同)
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