臼井の会 RPGツクール 作成講座
ここは香月がキャラチップ素材を作るときにどうしているかを
ダラダラとつづったページです。
香月自身、若輩な者なのでこんな講座を描くのも
おこがましいのですが…
人の役に立てるなら、との気持ちで書いた次第であります。
説明下手ですが、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。
っていうか全部読むのは相当面倒くさいので
グラフィックに興味ある方か、本気で作ってやろうと思う方以外は
見てもあまり面白いものでもないかもしれません。
はじめに
文章中に一部、専門用語が出てきますが、
この文章自体が、”ある程度 Photoshopを使える人”を対象としているので
あらかじめその旨をお伝えしておきます。
それプラス、
香月はPhotoshop5.5使いなので、
(というか、それ以外持ってない)
他のバージョンでは保障が持てません!!!!!
それをご理解頂いた上での講座になりますがご了承下さい。
では、作成に参りましょう。
0、上達への近道(心構え)
基本ですが、ドットの上達の近道は
"改造する"のが一番です。
上手い人のドットを見て、且つそれを改造したりすることで
技術が向上します。てっとり早く描きたい人は改造をお勧めします。
とりあえずウチ(臼井の会)に置いてあるドット素材なら
改造可(ある程度のマナーはありますが)なので
グラフィックソフト持ってる方は挑戦してみるのもいいかもしれません。
…香月のドット程度ではあまり参考にならないかもしれませんが。
1、鉛筆ツールで描く
Photoshopの"鉛筆ツール"の、1pixelsで
軽く描いていきます。
なぜ1pixelsなのかと言うと、
キャラの1つの大きさが、32*32しかないからです。
ちなみに今回は、 このキャラクターをチップ化します。
2、半分だけ描く
半分だけ書きます。
なぜ半分なのかというと、基本的に"キャラクターは左右対称で描くから"です。
半分書いたものを、後で反転コピーすれば、労力も半分になるので
結構効率いいんじゃないかと個人的には思ってますがどうでしょうか。
★なぜか色々な色が背景に塗ってありますが、
これは"32*32"の大きさを色で分けてあるためです。
この"大きさ分けレイヤー"を作っておくと後で楽ですよ。
3、反転コピー
半分そこそこ描いたら、それを反転コピーします。
反転した時に、「おかしいな」と思った所を修正しつつ
上記のような状態にします。
4、塗り分け
おおまかに塗り分けます。
俺はめんどくさがりやなのでレイヤーは分けないで
修正しながら塗りますが、心配な方は"塗りレイヤー"のようなものを
作っておくと気持ち的に楽でしょう。
↑左側にある小さいウインドウは、全体を確認するためのウインドウです。
絵というものは、常に拡大して見るものではなく、全体で捉えるものです。
とか偉そうなこと言ってますが、単に離しながら絵は見たほうがいいよ、という
先人の教えであります。
ちなみにやり方は、Photoshopの上のタブメニューの「ビュー(V)」から「新規ビュー」で
新しいビューができます。このビューはメインで作業しているのと
同時更新がされるので(正確にはどちらも同じものなので)、全体像を見ながらの
作業には最適です。
5、ひたすら塗る
がしがし塗ります。
塗り方については個人個人なのでとやかく言えないので
ご自由に頑張って下さい(笑
↑クリックすると大きな画像が出ます。
ひたすら塗ります。
ちなみに半分描いた状態で色を付けていくことも可能です。
ただ、そうするとキャクター全体が見えずらいなので
なるべくなら1つのキャラクターにしてから描くとよいでしょう。
完成です。
影つけとか、細かい*1アンチ入れとかはどうやるの?っていう質問については
ぶっちゃけ個人のセンス次第としか言えません。マジで。
*1細かいアンチ… 線をなめらかに見せること。アンチエイリアスの略。
グラデーションもある意味アンチかも。
6、アニメーション
さきほど書いた"正面"のキャラクターをすぐ隣にコピーします。
レイヤーを分けてあると便利かも。
そのコピーしたものを改造して、アニメーションを作っていきます。
基本は"改造"です。
そんなわけで、"正面歩き(左)"のモーションができました。
このあと動きを確認するわけですが、
本来はアニメーション作成ソフトかなんかで
動きを確認するのが一番なのですが、香月は面倒臭いなので、(←ここ重要)
レイヤーを使った動作確認をします。
↑クリックすると大きな画像が出ます。
正面歩き(左)を描いたレイヤーをコピーして別レイヤーにします。
それを正面歩きのレイヤーの上に移動して、
レイヤーの表示を消したり、つけたりして簡易的な動き確認をします。
慣れてくるとこれだけでも結構動きの確認ができます。
以上の要素でキャラクターチップの基本はおしまいです。
御疲れ様でした。
7、楽屋
今回は俺のくだらない講義に付き合って頂いてありがとうございました。
俺のやり方はある意味、我流なのでアラが目立ちますけど
とりあえずいつもこうやって作ってます。
キャラクターチップは、慣れてくれば
1キャラクター(32*32)10分以下で作れることもありますけど、
いつも細かい部分でこだわりはじめたりするので、それ以上がほとんどです。
香月の個人的な目標として、"ドット絵で萌やす"のは永遠のテーマですしね。
さらに個人的な意見ですが、
絵がある程度描ける人なら、ドット絵は描けるんじゃないかと思ってます。
なんせ俺程度でも書けるわけですから…。
ですからドット絵を描いてみたい!っていう方も
ちょっと慣れれば俺程度のドットはすぐ打てると思います。
ドットの上達は、"とにかくひたすら打つこと"なので
打つべし!打つべし!ですね。明日のためにですよ。
最後に…
見るのは(使うのは)一瞬だけど、
(チップ)描くのは(思った以上に)大変なんだよ!!(涙)