子供や女性に対する性犯罪を未然に防ぐため、警視庁は「子ども・女性安全対策専従班」を1日に発足させる。強姦(ごうかん)や強制わいせつなどに発展する前に集中的に人員を投入し、犯罪の未然防止を強化する狙いだ。
専従班の愛称は「さくらポリス」。女性警察官16人を含む計56人が、つきまとい行為や声かけ、公然わいせつ、のぞき見などの情報を収集。待ち受け捜査などを行い、検挙に至らない場合でも警告や指導をする。
生活安全総務課によると、都内の強姦と強制わいせつの認知件数は08年は1313件。性犯罪に至る前のつきまとい行為などの前兆行動の取り締まりに本腰を入れる。【町田徳丈】
〔都内版〕
毎日新聞 2009年4月1日 地方版