2009年2月10日
面白法人カヤックBBU調査員
「貧乏ゆすり」とは、座っているときなどに、身体の一部(特にヒザ)を絶え間なく揺らすコトです。たいていの場合、「貧乏ゆすり」をしているヒトは、ヒトに指摘されるまで気づきません。無意識に癖としてやってしまうことも多く、ヒトによい印象を与えないという観点から、悪い癖とされています。
その、「貧乏ゆすり」は、国や世代を超えて、世界中で広く行われているようです。そしてだいたいが悪いマナーや、神経質などととらえられ、とにかくネガティブイメージな行為というイメージは万国共通のようです。
ただ、この足をゆする行為に対して名前をつけているのは日本のみです。
貧乏(びんぼう)とは、財産や収入が少なくて生活が苦しいこと。貧しいさま。貧困より生活には困窮していない(ウィキペディア参考)。つまり、「貧乏」というコトバ自体に悲壮さはなく、どこかあっけらかんとしている。「器用貧乏」、「貧乏神」、「貧乏暇無し」、「貧乏くじ」、「貧乏草」など日本には「貧乏」を冠した名詞が結構あるけれど、どれもどこか笑い飛ばせるというか、無邪気というか、深刻な感じはなく、親しみやすいというか、ユーモアやウィットすら感じられます。
そんな、人類共通の悪癖でありながら日本では固有名詞まで獲得した「」を世界に発信しようというプロジェクトがBBUプロジェクトです。
「 」という名称の由来については諸説あります。
などといわれていますが、
このエピソードもまたどれもどこか深刻さよりも可笑しさを保有しています。
迷惑な癖とはいうものの、どこか憎めない響きの「 」。
「迷惑で悪い癖かもしれないけれど、それをポジティブなパワーに変換、利用できたら・・・。」という着眼点により、YUREX開発はスタートしました。
そして、出会ったのが明和電機の提唱する「 」。BBU=Bounding Body from Unconciousness、無意識からの体の揺れ・・・。
「」は、無意識の深淵へ誘うビート、ひとりひとり固有のインナービート。「
」はクリエイティブの源なのです。
我々は、ビンボーゆすりを「 」と定義し、今後も調べていくつもりです。