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警察発表について
高橋洋一氏が、窃盗の容疑で書類送検されたようだ。私のところにまで取材が来たが、私は何の一次情報も持っていない。メディアに出ているのは警察発表だけで、読売の第一報には不自然な点が多い。「庭の湯」に電話した人の話によると、
報道から推測すると、事件がまったくのでっち上げということは考えにくいが、報道の仕方が奇妙だ。24日に発生した事件が、30日の読売夕刊に出たのはなぜだろうか。普通は、この程度の置き引きで逮捕もしなかった事件を警察がいちいち発表することはない。窃盗の場合は余罪を疑って身柄を拘束することが多いが、今回は警察も本人の社会的地位に配慮したと思われる。
それが今ごろ読売に出たのは、夜回りで警察関係者が「こんなおもしろい事件があったよ」と明かしたのかもしれない。有名人の場合は、被害者がメディアに売り込むこともある。さらに勘ぐれば、事件のファイルにアクセスできる人物が垂れ込んだ可能性もある。財務省は高橋氏の身元を洗っているらしく、彼も「金とか女とかあらゆるガセネタを流された」といっていた。
このように警察発表は人生を変えてしまう大きなインパクトがあるが、裁量の余地が非常に大きい。記者クラブに所属している記者の交通事故は、死亡事故でもないかぎり、まず発表されない。NHKでも、理事が暴力金融から不正融資を受けたことが発覚して退職した事件もあったが、メディアにはまったく出なかった。こうした事件を「押さえる」のが社会部長の重要な仕事で、人事異動のときには自民党のどの派閥が社会部長をとるかが大きな争点になる。
いずれにせよ本人がコメントしていないので、今のところ真相は不明というしかない。こういう事件は高橋氏の言論の内容とは無関係なので、「アゴラ」では引き続き、彼に発言の場を提供する。明日から正式サービスを開始する予定である。
- ロッカールームには監視カメラはない
- ロビーの貴重品ロッカーにはカメラがある
報道から推測すると、事件がまったくのでっち上げということは考えにくいが、報道の仕方が奇妙だ。24日に発生した事件が、30日の読売夕刊に出たのはなぜだろうか。普通は、この程度の置き引きで逮捕もしなかった事件を警察がいちいち発表することはない。窃盗の場合は余罪を疑って身柄を拘束することが多いが、今回は警察も本人の社会的地位に配慮したと思われる。
それが今ごろ読売に出たのは、夜回りで警察関係者が「こんなおもしろい事件があったよ」と明かしたのかもしれない。有名人の場合は、被害者がメディアに売り込むこともある。さらに勘ぐれば、事件のファイルにアクセスできる人物が垂れ込んだ可能性もある。財務省は高橋氏の身元を洗っているらしく、彼も「金とか女とかあらゆるガセネタを流された」といっていた。
このように警察発表は人生を変えてしまう大きなインパクトがあるが、裁量の余地が非常に大きい。記者クラブに所属している記者の交通事故は、死亡事故でもないかぎり、まず発表されない。NHKでも、理事が暴力金融から不正融資を受けたことが発覚して退職した事件もあったが、メディアにはまったく出なかった。こうした事件を「押さえる」のが社会部長の重要な仕事で、人事異動のときには自民党のどの派閥が社会部長をとるかが大きな争点になる。
いずれにせよ本人がコメントしていないので、今のところ真相は不明というしかない。こういう事件は高橋氏の言論の内容とは無関係なので、「アゴラ」では引き続き、彼に発言の場を提供する。明日から正式サービスを開始する予定である。
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>彼に発言の場を提供する。
あ、池田先生、まじかっこいい。
| >彼に発言の場を提供する。
|
| あ、池田先生、まじかっこいい。
当然のことだと思います。まあ池田先生はワイドショー的な感情で動くような人でないことはここに来る人は皆わかっているはずです。
セクハラなんかで(本当にやったのかどうかも個別のケースごとに精査しないとわからないが)大学を追われた研究者だって、そのことで研究内容が変わる訳ではない。財界や政治家、高級官僚だって裏で何をやっていることやら、暴露されなきゃわからないわけで。
犯罪を養護するつもりはないけれど、天才はしばしば常人にはわからない行動をするもの。正確な事実がわからないのに、一片の報道で全人格を否定するのは厳に慎むべきです。
>程度の置き引きで逮捕もしなかった事件を警察がいちいち発表することはない
とありますが、
>本人の社会的地位
が、あるからこそ「いちいち発表」し報道されているのだと思います。
もちろん、でっちあげや、ガセネタでないということが前提ですが・・・
報道内容をいくつか読むと、あまりにも馬鹿げた内容で信じられないのですが、事実がそう遠いところにある感じもしません。
あるとすれば社会的な自殺ではないかという気がします。財務省のような巨大な国家権力と戦う心理的プレッシャーは非常に大きいと思います。プレッシャーから楽になりたいという、無意識がこのような無意味な行動をとらせることは、もしかして有り得るのではないかという気がします。
が、竹中改革に対する愚劣な反動が増している現状ではやはり残念です。アゴラでの高橋先生の発言には期待します。先生はやはり貴重な存在ですので。
それをしないで書類送検を発表するのは異例ですが、取り調べをしているうちに彼が有名人であることを捜査官が認識し、書類送検の段階で発表したのかもしれない。
それを決めるのは裁判所です。「犯罪者」は穏当ではありませんね。
>こういう事件は高橋氏の言論の内容とは無関係なので、「アゴラ」では引き続き、彼に発言の場を提供する。
事実かどうかに関係なく支持します。
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