...ホーム
鷹は舞い降りた 掲示板
題名:無題 投稿者:汰架示 12月5日
禿鷹は答えた“こっちの檻は広いけれど翼の折れたオイラにゃ関係のない話さ”
追記
僕らはいつかモンキホーテ柳木原店の地下で擦れちがうかもしれない(笑)
題名:ありがとう 投稿者:瑠樺 12月5日
〜もしくは、それをまっすぐ伝えるにはちょっと照れくさい僕なりの返歌〜
格子の向こうの動物たちは今日も元気に痛ましかった
鳴きわめく駱駝に声をかけよう
乾きそうな海驢に水をかけよう
溺れそうな陸亀に情けをかけよう
格子の向こうの動物たちは今日も元気に捻くれていた
駱駝は言った“ありがとうそんな高いところから”
海驢は言った“ありがとうまるで自分を慰めるように”
陸亀は言った“ありがとう寂しがり屋の禿鷹さん”
みんなで言った“ところでそっちの檻は快適かい?”
追記
エビ塩とんこつラーメンは近日中に試してみる
僕が勧めるのは隣りのカフェのチキンフィレサンドだ 機会があれば挑んでくれ
題名:無題 投稿者:汰架示 12月3日
逃げてはいけません。寂しいのはきっと誰だって同じです。
みんな寂しくない振りをしているだけです。
追伸
モンキホーテ柳木原店はカッターナイフより
地下1Fのエビ塩とんこつラーメンがお勧めですよ(^^;
題名:(続)禁じられた遊び 投稿者:瑠樺 12月3日
君がいたあの炉辺もいまは凍える氷室
分かっていた
踏みこむべきじゃなかった
記憶の渦に呑まれるべきだった
遡行の罪には裁きがくだる 自業自得の痣がうずく
ひとの群れに塗れたくて流れついた 終夜営業のディスカウントストア
安物の刃が光りもせずに僕を誘う
世界が終わらないならおまえが終われと嗤っている
題名:シロップの夜、トランキライザーの朝 投稿者:瑠樺 12月3日
シロップの夜、トランキライザーの朝
月に一度の土曜の夜は いまでも君を抱いている
ふわふわ浮かれて どろどろ漂い いまでも君を抱いている
ああ
この部屋はこんなにもめくるめく幸福で満ちているというのに
僕に抱かれる君の表情筋はなぜそんなにも強張っているのだろう
過去の笑顔が更新されない 君の笑顔が揺るがない
前借りした張りぼての幸福が夜の終わりに溶ければ
利息を吸った重いヴェールが僕の太陽を多いかくす
薄手のカーテンから漏れる朝がディスプレイをさらりと撫でた
君の笑顔は揺るがない 僕の笑顔は涙で歪んだ
気だるい指が引き出しの奥を這いずる
夢のような夢が蒸留したこの部屋で 僕は軟着陸のコールを唱えよう
デパ・デパ・ソラナ レキ・レキ・ハル
密かな蒐集物は楽園からの復路の切符
デパ・ロヒ・ソラナ ハル・ハル・ハル
さよなら幸せ また来月 それまで僕は惨めに生きよう
(追記:独り寝の夜を凌いだあとには呼んでもいない朝が来た)
←前へ |
→次へ
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10