2009年3月31日11時31分
スポーツのテレビ観戦で、サッカー日本代表の人気が急落していることが、笹川スポーツ財団がこのほど発表した「スポーツライフ・データ2008」で判明した。2年に一度全国調査しており、今回は有効回収数2千人。
「過去1年間にテレビでスポーツ中継を見たことがある」と回答した人に観戦競技を尋ねたところ、1位は「プロ野球」で66.8%。「サッカー日本代表試合(五輪代表含む)」は40.3%と前回06年の60.9%から大幅に減少。とくに女性は前回の57.1%から32.0%と25ポイント以上減り、女性の代表離れが顕著に表れている。06年はジーコ監督が日本代表を率いたW杯ドイツ大会があり、関心が高かった可能性もあるが、前々回の04年の60.3%に比べても落ち込みが目立つ。同財団の調査研究チームは「中田英寿選手の引退などスター不在が影響しているのかもしれない。特に試合を純粋に楽しむ男性に比べ、女性はスター選手を見るのが楽しみという傾向が強い」と分析している。