講演で基準上回る高額報酬 国循、部長の医師を処分国立循環器病センター(大阪府吹田市)は31日、部長で50代の男性医師が講演時間を水増しして報告、基準を上回る報酬を受け取ったとして、減給10分の2(6カ月)の懲戒処分にした。 センターによると、医師は2006年10-12月に55回講演、製薬会社などから報酬約930万円を受け取ったと報告。約210万円は原稿料などだとしていた。 しかし、調査で原稿料としていた分も講演料だったと判明。8回の講演は勤務時間内だったことも分かった。 厚生労働省の基準では、報酬は1時間2万円程度。医師は6万円前後で引き受け、つじつまが合うよう時間を水増ししたという。 ほかに宿泊費などとして実費以上の額を負担させ、1回約1万5000円の飲食の提供を受けたのに報告しなかった。 医師は厚労省の審議会で薬の副作用被害を認定する部会の委員だった。この期間以外も報酬があったというが、センターは調査していない。 センターは「チェックを厳しくし事務処理体制を見直す」としている。 【共同通信】
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