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太田記念美術館
「母さんと呼ぶな」日本製作委員会
代表 太田 多賀史 携帯
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NPO法人 人と人をつなぐ会
「母さんと呼ぶな」(仮称)映画製作に当たって
韓国である本が出版されベストセラーになりました(『ラフラの思慕曲』1991年刊)。その原作者は、韓国名「金泰伸」、日本名「太田雪村」という方で、画家であり、僧侶でもある人です。現在、87歳、大変お元気で、本人の人生を描いたその本を原作にした「母さんと呼ぶな」という劇映画を今、日本と韓国の合作で製作しようと、その取り組みを行なっております。
今、世界は「大きな転換点に差しかかっている」と思います。その中で日本も非常に難しい選択を、迫られています。その難しい課題は内政と外交の両面にあります。どのように乗り切っていくのか、日本国民が試されているのです。
よく耳にする諺に「企業は、人なり」があります。企業は「その企業を構成する人達で繁栄もし、衰退もする」ことを言った言葉です。このことは国においても同じことが言えます。「国も、まさに人なり」なのです。それでは「人」とは、何でしょうか? 人とは「その人が、どのような考え方をしているのか? どのような理念・価値観を持ち生きているのか?」で決定的に違ってきます。
国が活力を取り戻すには、国を構成する一人一人の国民が正しい理念・価値観を持つことが、最も基本的で重要なことだと思います。映画『母さんと呼ぶな』は、日本国籍の太田清蔵と朝鮮国籍の金一葉、その二人の間に生まれた子供、金泰伸の数奇な運命を描きます。
● 戦争前の日本軍国主義下の朝鮮統治の異常な時代、清蔵と一葉の
国鏡を越えた男女愛・真実の愛・民族を超えた人類愛
を描きます。
●子供・泰伸を愛するがゆえ、別れざるを得なかった母・金一葉の「身をさかれる」別離の悲しみ、苦悩、葛藤を描きます。また、生きる希望を断たれ、仏に救いを求め出家した一葉の苦しみ・悟りを描きます。
●母親に会いに行き、その母・一葉から「母さんと呼ぶな」と言われた息子・泰伸の悲しみ、しかしなお、母を求める子供の母への愛、
親子愛
を描きます。
●仏教に帰依した母・一葉尼と母と同じく仏門に入った泰伸。満空和尚などの
仏の愛
を描きます。その悟りの下、両国の友好・理解を願い今日まで芸術を通じ活動してきた「合の子」金泰伸の
真摯な活動・生き方
を描きます。
これらを通じ、今の社会、私達の「今のあり方」について考えたいと思います。この映画の「リアリティを持った心の奥底・魂に響く感動」に触れて頂くことにより、今の私達が忘れかけている「何か?」を感じて頂くことができれば、と思います。と同時に、その「大切な何か」を次世代の子供達や孫達の世代に引き継ぐことができれば幸いです。
日韓合作映画「母さんと呼ぶな」
日本製作委員会代表
太田 隆
本映画のあらすじ
朝鮮人を母に持った太田道灌の子孫の数奇な人生
日堂・金泰伸画伯の自伝である『母と呼ぶな』は、日本の帝国主義の時代に生まれ、波乱万丈の生涯を送ってきた一人の芸術家の小説よりも運命的な話である。
統治国家・日本の父と被統治国家・朝鮮の母との成し遂げられない愛の結実によって生まれた著者は、すでに出家した母を訪ね歩いて、孤独な放浪を続けなければならなかった。
彼が生きてきた劇的な人生は、紆余曲折とした琴線に触れる一個人の人間的な話ばかりではなく、植民地時代を生きながらえた同時代の人々の肖像でもある。
一枚の木の葉となっていつも彼方にいる母を、夢の中にも恋焦がれた彼は結局、母の跡にしたがって仏門に帰依した。
太田道灌(1432〜1486年)
写真:フリー百科辞書ウィキペディアより